ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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覇権の認識(メモ)

少し前に田中宇が述べたことだが、同感だと思うものがあったのでメモしておく。
http://tanakanews.com/071025myanmar.htm

覇権を知覚できないので、日本人は国際政治を理解できない。

◆日本が覇権を求めないのは「平和主義」の具現化であり「悪い」ことではない。だが同時に日本は、アメリカがアジアの覇権を日本に渡したくても、それを拒否して、受動的な対米従属の状態だけを甘受したがっている。日本政府は、アメリカが中国に覇権を譲渡し(押しつけ)ているのを見て、対米従属が続けられなくなるので困ると思っているだろうが「その覇権、中国にやらず、俺たちによこせ」とは決して言わない。アメリカは、日本が固辞するので、仕方なく中国に覇権を委譲している。

 アメリカは、北朝鮮やミャンマーの問題で、日本政府に国際指導力を発揮してほしいはずだ。日本が中国と覇を競い、日中の良きライバル関係がアジアの国際政治ダイナミズムになれば、アメリカは安心してアジアの覇権を日中に譲渡できる。しかし、日本の決定的な野心の欠如(平和主義)が原因で、それは実現していない。どこかの国が覇権を担当しないと、世界は安定せず、平和も維持されない。今後のアジアの覇権は、中国が持つことになる。


前者は全く同感である。覇権を握ろうとするかどうかは別としても、覇権を認識するセンスは持つ必要がある。

後者はやや見解が違うが、それでも興味深い見方ではある。

まずはアメリカが日本にアジアの覇権を渡したがっているかどうかに疑問がある。アメリカと一口に言っても様々な勢力があると思うが、アメリカの支配下から離れるような地域主義に対しては、これまでアメリカは潰す方向で動いてきたものがかなりあるはずであり、それと相容れないのではないかという感じがする。アジアの共通通貨を作る動きなどをアメリカはことごとく潰してきたのではなかったか?

もちろん、アメリカが日本に「押し付けよう(譲ろう)」としていることはある。特に西太平洋からインド洋までの海域でもっと日本のプレゼンスを高めて、アメリカはその分「楽をしよう」としているフシはある。その意味では、アメリカの覇権の一部を移譲しようとしているのは確かであり、日本政府は多少ギクシャクしながらそれを受け入れているように思う。アメリカ政府から見れば、それがスムーズに行かないのは確かに不快だろう。

中国に覇権が移動しつつあるのは事実だが、アメリカ政府、アメリカ国民、アメリカの政府高官のいずれであれ、彼らが望んでそれをやっているかどうかは別問題ではなかろうか。「アメリカは、北朝鮮やミャンマーの問題で、日本政府に国際指導力を発揮してほしいはずだ」というのは同意できるが、「日本が中国と覇を競い、日中の良きライバル関係がアジアの国際政治ダイナミズムになれば、アメリカは安心してアジアの覇権を日中に譲渡できる。」という認識をアメリカ政府の側が持っているかどうかには大いに疑問がある。ただ、客観情勢としては、そうした方向に進むのは一つの望ましいあり方でありうるとは思う。しかし、アメリカ政府関係者が主観的にそう思っているかどうかとは、それは別問題である。従って、アメリカ政府関係者の「意図」のレベルでは田中宇には賛成できないが、一つの理想的な状態の描写として参考になる点はあるし、「今後のアジアの覇権は、中国が持つことになる」といった情勢認識などについては同意できる。

このまま行けばそうなるだろう。ただ、私は中国がヘゲモニー国家として安定するかどうかにはやや懐疑的ではあるが、これから衰退していくアメリカと、ほぼ対等の勢力にまでのし上がる可能性はかなり高いと思う。

本稿はかなり粗雑な状態で、事実確認なども不十分だが、メモとしてアップしておく。
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by zarathustra1883 | 2007-10-30 02:12 | 中国
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