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太平洋はアメリカの海?
産経より。
中国、太平洋の東西分割提案か 米軍は拒否 将来的にはこうした構図になるのかも知れんな。 しかし、裏を返せば、今、太平洋はアメリカの海ってことか…。 アメリカの覇権はこれからどんどん後退して行くだろう。すぐに取って代わる地域がないため、当面は多極化が進むように見えるが、次第に衰退するアメリカに対抗し得る勢力があらわれるだろう。その一つはほぼ間違いなく中国である。アメリカがイギリスから覇権を継承したのと同じように、アメリカから中国が覇権を継承するのだろうか? ウォーラーステインのモデルで言えば、覇権交代の際に「30年戦争」が起こる。中国と覇権を争うのはインドだろうか?中国は一人っ子政策の弊害が30年後には出てくる。それを計算に入れるとインドのが勝者となる可能性もないわけではない。 中期的には、ヘゲモニーは成立せず、世界は複数のサブシステムが形成されていく可能性もある。一人勝ちのネットワークではなく、ある程度大きなハブを中心としたクラスター性が高いスケールフリーモデルのネットワークが形成されれば、このようになるだろう。それは13世紀世界システムに近い状況か?その頃には私の命も尽きるかどうか、という頃だろうが、考えるには面白いテーマではある。 それはさておき、レアルポリティークに目をむけ直すと、一極的なヘゲモニーが成立しているときには9条をかなり厳格に守りやすいと考えられるが、多極化した世界の中では「最低限度の実力」による「形式的な担保」は必要になってくる度合いが増しそうである。 どの勢力も単独では日本を守ってくれないのだし、どこの勢力も自分の勢力を自分だけでは守れないのであれば、攻撃はしないと宣言しつつ、ルール違反を犯す者への最小限度の牽制によって、時間稼ぎくらいはできることが望ましいということになるのではなろうか。 何よりも重要なのは、柔軟に外交に対応できることであり、そのためには今のように庶民の側が流されやすい情報環境や選挙制度、マスコミの独立性の低さなどは極めてマイナス要因だ。90年代の「政治改革」の弊害は極めて深刻だ。それを一朝一夕で取り戻すことはほとんど不可能だろう。小沢一郎はその「政治改革」を主導した(?)一人だろう。彼にこそ、その誤りを正す責任と義務があると言える。 果たして彼にその自覚があるかどうかは分からないが、最近の彼自身の言動からは並々ならぬ決意は感じられる。しかし、それは私が拒否したい二大政党制への決意であって、多元主義の復権ではない。道を開くためには、自民党が分裂することが何はさておき必要だということになる。民主も崩れて小党分立状態になってくれれば、あるいは…。 連想で全然違うところについた。ま、こっちの日記編ブログは思い付きや連想をそのまま書き留めておく方がいいかもしれない。つーか、今日はもう限界だ。書き直したり文章を整える余力なし。
by zarathustra1883
| 2007-08-22 00:30
| 世界情勢・外交
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