ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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昨今の政治情勢について

最近、自民党が分裂する形で新党などが出てきている。

「みんなの党」、鳩山の離党、「たちあがれ日本」などがそうした動きといえるだろうが、自民党自体が利益分配の力を失ってから極右イデオロギー政党のような色彩を強める中で、さらに右寄りの連中がキャスティングボートを握ろうとして飛び出しているように見える。とりわけ、「みんなの党」のネオリベ、反官僚路線は一部ではやはり分かりやすいようで、支持がじわじわ広がっているようにも見える。「たちあがれ日本」などというふざけた名前の政党が出てきたが、これも極右の国家主義的イデオロギーと消費税増税による財政再建という財政右派の混合というところが自民党の一面をさらに純化させた小政党となりそうな気配である。

現在の選挙制度ではこれらの政党が巨大な勢力をすぐに手に入れることはできないだろう。しかし、左側の政党の存在感が高まらない中で、右寄りの極端な主張のメディア露出の頻度が増えることによって、民意が更に右側(ネオリベや国家主義)に引きずられていくという可能性は高まっているのではないか。安倍政権などの馬鹿丸出しの危なさも次第に忘れられてきている中で、これらの政党の存在感が次第に高まってしまう危険性は否定しきれない。

自民党の崩壊は良いことだが、それが右派の分裂が勢力減少に結びつけばよいのだが…。かといって、民主党の単独過半数となっても困るが、代わりに権力を取るべき勢力がなく適切な政策を掲げる政党がない、または勢力が小さい。昨今の政治情勢は袋小路に入りつつあるように思われる。
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by zarathustra1883 | 2010-04-12 00:33 | 今日のひとこと

「新自由主義の亜種」であり「劣化したマルクス主義」としての「官僚による収奪」論(?)

先日、メインブログで使ったフレーズだが、「劣化したマルクス主義者」というのはなかなか使えそうなフレーズである。

意図せずして新自由主義に迎合する人の大部分は、90年代前半頃に(新自由主義を主張しようとする人々やそれに近い立場の人々が流布させたことにより)流行した官僚批判を転用した言説をよく使う。というか、その言説に便乗している。マルクス主義の教条主義的な解釈では、資本家が労働者を搾取しているという図式がよく語られるわけだが、昨今、官僚を悪であるとする言説の多くは、まさにこうした教条主義的マルクス主義者の「資本家=悪」のレッテルをそのまま「官僚(公務員)=悪」に置き換えたかのような観念に支配されている。「官僚(システム)に収奪(搾取)されている」などというのは、まさにその典型であろう。

マルクス主義では曲がりなりにも搾取がどのように行われているかということについて、事実を叙述したり、メカニズムを理論化したりするという努力が払われていた。理論面では多くの誤りもありながらも、ともかく事実を明らかにしようとする努力(それによって事実を変えようとする)はなされていたのだが、私が「劣化したマルクス主義者」と形容する人々にはその努力すら見られず、印象操作に乗せられているだけであり、主張内容を分析する限り被害妄想的というほかない。

彼ら自身が単に被害者意識を持っているというだけなら別に良いのだが、その被害者意識が集団ヒステリー的に発露すると社会を正しく動かしていくことを妨げることになるので看過できない。特に、労働問題・労働政策を考える上でも相対的に安定した労働モデルを提供している公務労働者の流動化・不安定化は労働環境の更なる悪化につながるということなどは大きな問題である。

仮に「収奪」を述べるとしても、例えば、最近の決算を分析し、この費目のこの部分が官僚により収奪され、どこの懐に入り、それにより税金がどれだけの金額無駄になった、というようなことを実証的に示し、そのような事実があるとすればそれが起こる原因を理論的に説明するなどの努力をするならまだ検討の余地もあるだろうが、残念ながら印象操作に流されただけの印象論以上のものを見たことはない。あるいは天下りや独立法人を問題にするとしても、例えば、それが現在の財政赤字の構成要因として、どの程度の割合になるのかを実証的に示した後に、それが発生するメカニズムを解明し、然る後に初めて「収奪」と言えるものがあるかどうかが分かるはずなのだが、事実確認をせずに自分の気に入らないところに流れた金はすべて「無駄」であり「収奪」されたものと決めつけているような粗雑な議論ばかりである。

そうした「劣化した」議論はもう不要だと思う今日この頃である。
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by zarathustra1883 | 2010-03-29 23:58 | 今日のひとこと

鳩山内閣の支持率低下によるネオリベの再来?

枝野氏起用「仕分け第2弾急がねば」10日の鳩山首相

(前略)

【枝野行政刷新担当大臣・その1】

 ――枝野氏を大臣に任命した。枝野氏は小沢氏と距離があると見られているが、この人事で国民の政権へのイメージはどのように変わると思うか。

 「色々と皆さんも憶測でお話しされているところはあると思いますが、私はやはり民主党の信頼といったのはいわゆる事業仕分け、これが国民の皆さんに一番、ある意味で政治主導、国民に開かれた新しい政権の姿というものを示したと思います。そのことに関して国民の皆さんが必ずしもですね、政治主導とか、民主党が行っている政治そのものに対して、必ずしも期待に応えていないんじゃないかという思いをですね、もたれているのではないかと判断をしました。そこで私としてはやはり事業仕分け第2弾を含めてね、急がなければならないと、その思いから、とくにまた、仙谷大臣にね、二つの大きな仕事をですね、お願いしてた訳ですけど、それもなかなか難しかろうと、そのように判断を致しまして、枝野君に行政刷新担当の大臣をお願いをして、出来るだけ早くですね、また民主党らしさが戻ってきたなと。事業仕分けやっているな、というような姿をね、見せてきたいと、そのように考えたからです。小沢幹事長の距離とか、そういう話というのは私には一切関係ありません」

(以下略)

枝野の起用は支持率低下している中で「事業仕分け」をやることで、官僚という「敵」と戦う民主党の姿をアピールして支持率回復につなげたいという思惑があるように思われる。そうであるとすれば、私が政権発足時に予想したことが的中することになるかもしれない。すなわち、新自由主義の再来…。


記事中で鳩山首相が「政治主導」という言葉を使っていることに注意が必要だ。これは実際には民主党政権においては「脱官僚」として語られていたことと表裏一体のものであり、それは実質的には「反官僚」という意味である。そして、「反官僚」は新自由主義のロジックであることに留意が必要なのだ。
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by zarathustra1883 | 2010-02-12 23:46 | 政治ニュース

「国と地方の債務残高が1千兆円を超えた段階で民主党政権は終わりだ」

小泉元首相「鳩山政権は参院選までもたない」

2009年12月5日3時1分

 小泉純一郎元首相は4日夜、自民党の山崎拓元幹事長、二階俊博幹事長代理らと都内で会食し、「鳩山政権は(来夏の)参院選までもたない」と予言した。自民党についても「今は隠忍自重のときだ」と突き放した。

 出席者によると、小泉氏は米軍普天間飛行場の移設問題で迷走する鳩山政権を「今のような朝令暮改では日米関係は完全に不信状態になる」と批判。歳出がふくらむ来年度予算案の概算要求にも「国と地方の債務残高が1千兆円を超えた段階で民主党政権は終わりだ」と指摘した。

 郵政株式売却凍結法が同日成立したことにも「日本郵政株を民間に放出しないと財政再建はできない。自民党が政権奪還してから貴重な財源としよう」とこだわりを見せた。ただ、自民党の現状についても「今はポストが赤いのも電信柱が高いのも自民党が全部悪いという世論だ。2、3年雌伏のときを過ごしたらいい」と語ったという。(山下剛)


asahi.comより。

私は小泉を戦後最悪の首相の一人と見なしているが、彼の権力闘争における見通しの良さだけは評価している。権力闘争に長けているということだけだから、政治家として権力を握ることはうまいということだ。本来、政治家とは権力を使うのがうまくないと行けないのだが。

それはそれとして、彼の語った「国と地方の債務残高が1千兆円を超えた段階で民主党政権は終わりだ」というコメントはなかなか正鵠を射ている。1千兆円という数字自体には深い意味はないと思うが、「民主党政権が財政を悪化させた」ということを明白に示すために象徴的な数字として批判する側が使うことができるようになるからだ。

無駄をなくせば行政の効率が良くなって市民の生活も良くなるという漠然としたイメージを抱いている人が多いように思うが、「無駄をなくする」と、様々な分野で生活に困る人が次々と発生し、それへの財政的な手当てが行われるとさらに財政が悪化するという悪循環。自分の腕をわざと切り落とした後、金をかけて腕をくっつける手術をし、くっついた腕は切り落とす前より機能が悪化している、というような馬鹿げた面が多々見られる。1千兆円に達したときに批判者が次々と民主党への批判を仕掛けたとき、それに対処することは民主党には恐らくできないだろう。

民主党が政権を奪取してから10年程度した頃には、経済・財政的に極右(極端な新自由主義)の政治が行われるのではないかと私は以前から予感していたが、小泉もそれを狙っているかのようであり不気味である。
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by zarathustra1883 | 2009-12-06 23:23 | 政治ニュース

事業仕分けと新自由主義の親和性

「事業仕分け」で鳩山政権の支持率が上がったというが、これはワイドショー型の政治手法(「わかりやすい」二項対立図式)であるというだけでなく――この図式において省庁の側に逆に同情が集まる場合もあるにせよ――、その「視野(効果)の短期性」、「複雑性への適応不可能性」、「建設的なビジョンの欠如」など、新自由主義との親和性が著しく高いという点について指摘していかなければならない。

ただ、まとまったエントリーを書く時間がないため、メモだけに留めざるを得ない。




余談に近いが、私が良しとする方向性は概ね次のような方向性である。

福祉政策に関しては、ナショナル・ミニマムの保障とそれに必要な財源を増税によって確保することを私は求めるが、民主党政権はナショナル・ミニマムという点に関しては「地方分権」を謳って中央政府による責任を十分保障する姿勢が見えず、また、財源に関してはいつまででも続けることができるものであり、(財源確保を十分確保するという意味では)誤魔化しにすぎない「無駄遣いをなくす」という作業に拘泥して増税を先送りしており、不満がある。増税に関しては不況下ではできるだけ避けるべきではあるが、所得税と法人税の超過累進税率の引き上げ(課税最低限の引下げではなく)であれば、ほとんど問題ないと考える。ワーキングプアなどの層に重課することにはならないから、「平均レベル以上の庶民」と富裕層がそのターゲットだからである。逆に、先に今のうちに税率をあげておかないと、バブル的なものであれ景気回復が生じたとき、税収確保ができなくなるという90年代から00年代にかけての失敗を繰り返すことになる。

また、民主党には経済政策がほとんど欠如している点も懸念材料であり、中長期的には教育などに関しても親への直接的な金銭給付によって行おうとする点は効果に疑問がある。大学までのすべての過程について授業料等の完全無償化や保育所の数を増やしたり、学校の教員の数を増やしてクラスの少人数化を進めるなど行政の公共的な活動なしには不可能な領域に手をつけていくべきであり、政治や行政にしかできないこととして金を優先的に回していくべきだろう。

ワイドショー的な話題づくりよりも先に、こうした地味な問題について有権者に考えさせるだけの材料を与えながら国会での議論を深めてもらいたいものである。
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by zarathustra1883 | 2009-11-24 02:13 | 今日のひとこと

民間企業が政府に競走で負けた件

2009年06月19日 掲載
LEC大学がパンク! インチキ改革のなれの果て

 小泉―竹中コンビの構造改革特区で生まれた「株式会社大学」、LEC東京リーガルマインド大学が、2010年度以降の学部生の募集停止を決めた。資格試験予備校の東京リーガルマインドが運営し、東京や大阪など全国14カ所にキャンパスがあるが、志願者減少が著しく、今年度は18人しか入学していない。累積赤字は30億円に達する。07年には、ビデオ映像を流すだけの授業がバレ、文科省から改善勧告を受けている。小泉―竹中は、何でも民営化すればバラ色のようなことをほざいていたが、大間違いだった。


以上、ゲンダイネットより。

まぁ、民営化なんてこんなもんだろう。

面白いのは、国立大学より株式会社大学の方が志願者が少なく、そして恐らくは志願者のレベルも低いと予想されることである。(例えば東京大学や京都大学とLEC大学の志願者を比較してほしい。)

教育市場という市場競争で民間企業、それも株式会社が公共機関に負けたようなものである。まぁ、今は国立大学と言っても政府が直接やっているわけではないが。

いずれにせよ、「民間がやれば効率的(効果的)、官庁がやれば非効率(効果が悪い)」というステレオタイプは成り立たないということである。

メインブログの更新が全然できないが忙しすぎるのでしょうがない。というか、ライフスタイルが変わってきたのでブログを更新し続けることは困難だと思う。まぁ、書けるときに書いて、社会で起こったことに対して思ったことなどの記録にしておくことにしたいものだ。
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by zarathustra1883 | 2009-06-19 21:04 | 政治ニュース

高橋洋一の犯罪

小泉政権ブレーン・高橋洋一教授を窃盗容疑で書類送検

 警視庁練馬署は30日、温泉施設のロッカーから財布や腕時計を盗んだとして、元財務官僚で東洋大教授の高橋洋一容疑者(53)を窃盗容疑で書類送検した。

 同署幹部によると、高橋容疑者は24日午後8時ごろ、東京都練馬区の温泉施設「豊島園庭の湯」の脱衣所で、区内に住む男性会社員(67)が使っていたロッカーから、現金約5万円が入った財布や、数十万円相当のブルガリの高級腕時計を盗んだ疑い。ロッカーは無施錠だったという。

 男性の通報で駆けつけた同署員が調べたところ、防犯カメラに高橋容疑者に似た男が写っていたため、浴場から出てきた高橋容疑者に事情を聞くと、盗んだことを認めたという。調べに対し、高橋容疑者は「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んでしまった」と供述しているという。

 逮捕しなかった理由について同署は「証拠隠滅の恐れがないと判断したため」としている。

 高橋容疑者は小泉政権で竹中平蔵・元総務相のブレーンとして郵政民営化などを推進。安倍政権では内閣官房参事官として公務員制度改革の青写真を描いたが、2008年3月に退官。「さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白」などの著書がある。東洋大は「教育に携わる者として許し難いことであり、厳正に処分を行いたい」としている。
(2009年3月30日22時28分 読売新聞)


これと同じ事件asahi.comの報道は以下。報道の内容はほぼ同じ。

小泉政権ブレーンの高橋洋一教授 脱衣所で窃盗容疑

2009年3月30日19時2分

 温泉施設の脱衣所のロッカーから高級時計などを盗んだとして、警視庁は、元財務官僚の高橋洋一・東洋大教授(53)=東京都板橋区=を窃盗の疑いで30日に書類送検した。高橋教授は、小泉政権のブレーンとして郵政民営化などを進めた。

 練馬署によると、高橋教授は24日午後8時ごろ、練馬区の温泉施設「豊島園庭の湯」の脱衣所で、同区の会社員男性(67)が使っていたロッカーから現金約5万円入りの財布や、イタリア製の高級腕時計(数十万円相当)などを盗んだ疑いがある。男性は鍵をかけ忘れていたという。

 高橋教授は「いい時計で、どんな人が持っているのか興味があった。申し訳ない」と謝罪しているという。

 浴室から上がった男性が時計などが無いことに気づき、同署に通報。署員が防犯カメラの映像を確認したところ、映っていた男に似た高橋教授が午後11時ごろに施設から出てきた。事情を聴くと男性の時計などを持っており、容疑も認めたという。

 高橋教授は昨年4月から東洋大学経済学部に在籍。「さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白」などの著書がある。

 東洋大は「事実関係を確認中だが、教育に携わる者として許し難いことである。今後、厳正な処分を行う」などとするコメントを出した。


こういう政治的に影響力が強い人物が逮捕されると、今流行の「国策捜査」ということが念頭に浮かんでしまうが、はっきり言って世論を喚起するには獲物が小さすぎるのではないか。その意味では「国策捜査」という線は薄いだろう。もちろん、高橋がコイズミカイカクの有力な実行部隊(というかブレイン)であったという意味では、日本における新自由主義政策推進のコアメンバーであることは間違いなく、その意味では「小物」とは言えないだろうが。

もちろん、ノンキャリ官僚である佐藤優の逮捕が国策捜査だったとすれば、高橋の方がある意味では元々名が知られていたとは言えるものの、この事件から例えばケケ中やコイズミにまで捜査の手が伸びることはありえないだろう。拘留期間が長期に及ぶような犯罪でもないし。

私に言わせれば、こんなコソドロなどよりコイズミカイカクを推進したことの方がよほど大きな罪であり、そちらでこそ彼は裁かれるべきである。
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by zarathustra1883 | 2009-03-31 23:23 | 政治ニュース

政治的成熟について

先ほどメインブログで「麻生内閣への批判や不満が蔓延する中で、新自由主義的な方向からの批判の声が大きくなっている」ことへの懸念を表明した。

日本の有権者の大部分は、ある政策を提示された場合に、その効果を読み取れるほど政治的に成熟していないということがこうした懸念の背景の一つとしてある。

あえて「政治的に成熟していない」と書いたが、要するに有権者の大部分は「政治的幼児」に等しいということである。

しかし、私はその事実を以って有権者を非難しようというわけではない。なぜならば、デモクラシーとはそもそもそのレベルの人々で何とか回していく体制だからである。(だからこそ、近代以前のデモクラシーに対する議論は批判的に扱われることも多かったのであり、それを多少ともまともにするために、18~19世紀以降、ナショナル・デモクラシーを普及させていく過程で、政府による公的な普通教育が実施されるようになってきたのが歴史的経緯だからである。)

実際、政治的に成熟した見解を保持できるようになるためには、相応の社会科学的な素養が必要になってくるのである。例えば、情報を収集し分析する能力や過去の広範な歴史的事態との思考実験を伴う比較をする訓練がなされていなければならないし、また、複数の人間観を適用しながら同時に環境条件を思考により操作して先を見通す訓練も必要である。しかし、こうしたことを教育されて叩き込まれて(マスターして)いる人間は恐らく全有権者の数パーセントにすぎないだろう。下手をすると1%未満であり、どう高く見積もっても10%には届きようがない。

ここにデモクラシーの除去できない危うさが存在する。
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by zarathustra1883 | 2009-02-15 23:55 | 今日のひとこと

橋本徹による行政組織の私物化?

橋下知事「2年目は組織強化」 外部登用50人の意向

2009年1月27日1時55分

 大阪府の橋下徹知事は26日、来月6日で就任1年になるのを前に報道各社のインタビューに応じ、「2年目は組織強化」と述べ、新年度に50人近い外部の人材を登用する意向を明らかにした。「政治的任用の仕組みは絶対に必要。僕の価値観をこの巨大組織に注入したい」と語った。

 新しい府庁組織について橋下知事は「決定と執行を分けた組織体にする」と説明。09年度から、外部人材を加えた戦略本部が府政運営の基本方針を決め、職員はそれに従って業務を執行するという構想を示した。

 外部登用の規模は、戦略本部や各部局の部長などに20~30人、監査委員事務局に公認会計士15人を登用するとし、「そのためには新規採用をある程度控えたい」と述べた。

 また、太陽電池などの新エネルギー関連工場の新設が相次ぐ大阪湾岸部について、「世界に向けた新エネルギー供給拠点として打ち出す」と強調、関西経済の再生につなげたいとした。湾岸部の超高層ビル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁移転構想についても「世界に発信するシンボルになる」と語った。

 財政再建については、08年度予算の削減効果などで09年度は「光が見えた」とし、10年間続いている赤字予算からの脱却に意欲を示した。


asahi.comより。

これは「組織強化」ではなく、「組織弱体化」だろう。もっとも懸念すべきなのは、小泉が経済財政諮問会議を利用して行って日本の社会をぶっ壊したのと同じことになることだが、官庁の力量という観点から見ても、「決定と執行を分ける」ことによって、現場も法令も知らない門外漢が勝手に決めたことを実務家が執行する形になるから職員のモチベーションは相当下がるだろうし、これを長期的に続ければ現場の政策形成能力も、ただでさえ低いのにさらに低下するだろう。結果を言えば、「上有政策、下有対策」という、どこかの国と同じ構図ができていくだけだろう。

こんなことにさえ思い至らないとすれば、橋本痴事はやはり正真正銘のバカだとしか言いようがない。この人がやることは、単なる小泉の真似事ばかりである。

このような「周回遅れの新自由主義者」が「僕の価値観をこの巨大組織に注入したい」というとき、行政組織を私物化したいという意思表示にしか聞こえない。
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by zarathustra1883 | 2009-01-30 03:18 | 政治ニュース

小室哲哉の詐欺容疑と新自由主義的マネーゲーム

小室哲哉容疑者:世界進出で挫折…借金も15億円超

 数々のミリオンセラーを世に送り出した希代の音楽プロデューサーが地に落ちた。著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺容疑で4日午前、大阪地検に逮捕された小室哲哉容疑者(49)。90年代、Jポップ界に「小室ブーム」を巻き起こし、長者番付にも名を連ねた小室容疑者だが、最近は15億円以上の借金を抱えていたという。転落の原因の一つとなったのは世界進出の挫折だった。【藤田剛、林田七恵】

 4日午前7時50分ごろ、小室容疑者は大阪市淀川区のホテルから、地検の係官が運転するワンボックス車に乗り込んだ。明るい茶色に染めた長髪、ジーンズにパーカーという若々しい身なり。終始無言で、伏し目がちの目にはわずかに涙が光った。約20分後、同市福島区の地検庁舎に到着。大勢の報道陣を前に、体を前かがみにしながら視線を左右に動かし、落ち着かない様子だった。そして逮捕。かつての栄光は完全に消えた。

 98年1月、小室容疑者は「アジアに総合娯楽事業を」との触れ込みで、香港に音楽制作会社「ロジャム・エンターテインメント」を設立した。中国や香港、台湾などのアーティストをプロデュースし、アジアでの市場開拓が狙いだった。

 当時、小室容疑者はJポップ界の頂点をすでに極めていた。TRFや安室奈美恵さん、華原朋美さんらの曲を次々にミリオンヒットさせ、96年の高額納税者番付は芸能界トップの全国4位。推定年収は20億円と言われた。次の目標はアジア、欧米へと向き、ロジャム社がその足がかりとなるはずだった。

 ロジャム社は01年5月、香港の新興市場に上場。小室容疑者は会見で「アジアの国々に質の高い音楽コンテンツを提供していく」と高らかに宣言した。ところが、株価はわずか2週間で売り出し価格の半値を割り込み、その後も下落。02年度決算は約12億円の赤字となり、海外でのCD販売やプロデュースも伸び悩んだ。

 結局、小室容疑者は04年、持ち株をすべて売却し、会長職を辞任。経営からの撤退を余儀なくされた。「小室は香港の事業に数百億円をつぎ込み、ばく大な損失をこうむったらしい」と話す関係者もいる。

 海外に重点を置いてからは、国内の小室人気も陰りを見せる。00年以降は目立ったヒット曲が生まれず、消費者はすでに「小室サウンド」に飽き始めていた。01年には吉本興業と契約したが、大きな実績も残せず、07年に契約を解消した。

 一方、小室容疑者の派手な生活や事業への投資は続き、借金ばかりが増えていった。小室容疑者関連のイベント企画会社「トライバルキックス」が、サッカーJ1「大分トリニータ」のスポンサー料を滞納したり、離婚した前妻への慰謝料の未払いが発覚するなどスキャンダルも続発。最近ではロサンゼルスの豪邸や高級外車などをすべて売却し、年間2億円を超えるヒット曲の印税収入も、大半が債権者に差し押さえられていたという。

   ◇小室プロデューサーが手がけた主な曲◇

■「My Revolution」(86年、渡辺美里)

■「Get Wild」(87年、TM NETWORK)

■「EZ DO DANCE」(93年、trf)

■「恋しさと せつなさと 心強さと」(94年、篠原涼子)

■「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」(95年、H Jungle With t)

■「DEPARTURES」(96年、globe)

■「I’m proud」(96年、華原朋美)

■「CAN YOU CELEBRATE?」(97年、安室奈美恵)

※敬称略。( )内は、提供年、提供アーティスト

毎日新聞 2008年11月4日 15時00分(最終更新 11月4日 15時14分)

この記事を読む前から感じていたことだが、小室の失敗は、マネーゲームの実態を示しているように思われる。

海外進出時に「株価」が下がったことで損失を出したという部分もそうだろうし、そもそも楽曲の著作権を売買・譲渡するということもまた、「マネーゲーム的な世界」――そこではすべてが流動性に変換される――が音楽業界にも深く浸透していたことを示しているように思われる。



さて、70年代以前はよくわからないが、少なくとも80年代以降、音楽はどんどん商品化が進んでいったと私は見ている。ロック系のバンドやシンガーなどが「自分たちのやりたい音楽」と「売れる音楽」とのハザマで悩むということが80年代後半から90年代前半にはよく見られたと記憶する。(例えば、BOφWYなどが初期の路線からメンバーを減らしながら、よりポップで毒のない歌詞の曲になっていったことなどにもそれは現れていると思う。)

そんな中で、そうした悩みを感じさせない音楽が小室の音楽だった。当時の私には違和感があった。何もかもが「軽い」と感じられた。もっと的確に言えば、軽薄という感じである。実力も大してないような歌手が、深みのない歌詞の歌を、チャカチャカと軽いリズムの(少しワンパターンな)曲に乗せるという音楽を大量生産していた。

完全に「商品」として割り切って大量生産されていた音楽が小室の音楽だったと思う。だから、私はそれらを自分で買ったことはないし、積極的に聞くこともなかったのだと思う。
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by zarathustra1883 | 2008-11-05 00:36 | 社会