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軍事の民営化がもたらすもの(メモ)
アメリカでは軍事の民営化が進んでいる。
この動きは、戦時の不法行為を増やすだけでなく、ゲリラなどの拡散(育成)にもつながる可能性が高い。 「理由なく市民殺害」 ブラックウオーター事件でFBI このブラックウォーターという企業は、クーリエ・ジャポンの2007年12月号が紹介しているワシントン・ポストの記事によると、9.11事件以後、急成長していることがわかる。2001年10月の米軍によるアフガン空爆以降、連邦政府との契約額は600倍以上に増えており、2006年には6億ドル近くに上っている。 まさに、ブッシュ政権での「小さな政府」志向の政策の恩恵をふんだんに受けた企業だと言える。 このほかに興味深いのは、04年にイラク勤務を経験した米海兵隊の退役大佐トマス・ハムズの次のような発言である。すなわち、ブラックウォーターの警護員の横暴さのために、民間人を味方に引き入れることが肝要な対ゲリラ作戦がうまくいかなくなった、というのである。 彼らのような民間企業が軍事に従事しても、政府は直接その責任を負うわけではないために、直接的な説明責任は誰も持たないことになる。企業は雇われて活動しているだけだと言うだろうし、政府は委託した任務をやっていると言ってしまえば、それ以外の点についての横暴な行動などについて誰も明確な説明責任を負わない。 その点で、軍事の民営化は軍規の弛緩をもたらす傾向にあると思われる。つまり、無秩序的な暴力行使がなされるということだ。ブラックウォーターはまさにそれを実証する事例であるといえよう。 以上、まとめきってないが、メモしておく。 #
by zarathustra1883
| 2007-11-19 00:32
| 軍事・防衛
福田首相、新憲法制定議連から退会
福田首相が赤旗の指摘により(?)「新憲法制定議連」から退会したそうだ。
こういう地道な活動を通じて、改憲勢力を切り崩していくことは大事なことだ。 とはいえ、単純バカの安倍と違って、福田はしたたかだ。表面的なイデオロギーに拘泥せずに批判の種を次々と回収していくからだ。 このことは、確かに批判の種が減ることにもなるが、別の面から見れば批判を(少なくとも一時的・部分的には)受け入れたことにもなり、その意味ではデモクラシーのあり方として(また、権力分立の思想に照らせば)安倍よりも健全だとも言える。(内閣総理大臣として改憲を謳った安倍は明らかに異常だった。) 共産党の地道な活動は評価してよいし、批判を受け入れた福田首相もなかなか手強いというべきだろう。 ただ、もう一つ注意すべきポイントは、極右勢力(ネオコンや国家主義者たち)が「立て直し」を始めているという点だ。この点には注目していかなければならない。 2007年11月13日(火)「しんぶん赤旗」 #
by zarathustra1883
| 2007-11-15 01:06
| 政治ニュース
【ヘッポコ外交】やっぱり無視される日本政府テロ国家指定解除「拉致と関連なし」 米国務省副報道官 要するに、日本にはリップサービスだけで、実際は解除の方向に動いているということだ。まぁ、アメリカの法的根拠から言っても、国際情勢から言っても、どちらから見ても当然のことだが。 拉致問題を解決したいならば、6者協議(核問題)とは切り離して、取り組まなければならない。 圧力をかけることは一見勇ましく、「毅然とした」ものだと思う人もいるようだが、圧力一辺倒というのは、バカ丸出しってことである。恐らく、金正日からも日本の外交はバカにされているに違いない。やってることは本当にバカなんだからしょうがないけどな。。。 #
by zarathustra1883
| 2007-11-15 00:02
| 朝鮮半島
大連立騒動の経緯(メモ)
大連立騒動について、よく整理されたわかりやすい記事なので記録する。
渡辺読売会長と森元首相が仲介 小沢氏に「大連立を」 まぁ、やはり大連立の「言いだしっぺ」が誰なのかと言えば、やはりナベツネなのだろう。自民党の旧森派がやけに積極的なのが目に付く。(小泉も連立できなくて残念と言っていた。) 小沢代表としても、政策実現の方法として与党側と協力して実績を出すという判断に傾いてもそれほど奇異ではない。その意味では比較的自然に大連立の話が進んでいったものと思われる。ただ、双方とも、それほど具体的な中身は考えていなかったのではないだろうか。 この問題で、小沢氏が一時、辞任すると言ったことは失敗だったと思われる。党内の意見を尊重して連立を断ったなら、それでいいのだから。読売や産経が小沢氏の側から連立を打診した(会談を申し込んだ)とする記事が出たことについては、その後で否定すればよかったのだから。 双方ともそれほど十分な計画の下で行動していたのではないということは、例えば、小沢氏がマスメディアを批判して敵に回したことなどにも見て取れる。自民党側は複数の人間が連立を望んでいるから計画的な行動も多かったと推測できるし、どちらが仕掛けたかといえば、政府・自民党の側だろう。ナベツネが最初だとしても。 この問題にまつわる言論について軽くコメントしておく。 まず、小沢の進退について「小沢しかいない」という意見も「小沢ではダメだ」という意見も、いずれも同レベルでの対立であり、いずれにも違和感がある。 前者は「根本的属性認識錯誤」であり、小沢氏の個性を重視しすぎている。鳩山や前原では勝てないだろうが、小沢一郎が打ち出した「生活が第一」「政治は生活である」という路線を継承し、ネオリベ路線とは異なる社民主義的な志向で進めていければ自民党よりは信頼される可能性はある。 後者はマスメディアから小沢氏への批判が集中していることを重く見ているのだと思うが、あえてやや楽観的な言い方をすれば、この問題は後々追及され続ける類の問題ではないだろう。(つまり、対処可能な問題であろう。) もちろん、それは民主党の側が「大連立はない」と言ってしまえば、の話だが、仮に小沢がどうしても連立したいと思ったとしても、党内の意見はそれに賛成しないことが今回の一件ではっきりしたのだから、やろうと思ってもすぐにはできないのだから、それほど尾を引くわけではない。(その点、安倍政権における「政治とカネ」や大臣の発言とは性質が異なる。) もちろん、信用を失ったというのは、確かだが、メール問題というはるかにショボイ問題で失脚した前原誠司でさえ、既にあれほど偉そうな口をきいているのだから、有権者の信用などといっても一過性の問題であればすぐに忘れ去られるのだ。所詮、庶民は政治に大した関心を持っているわけではないのだ。自分の生活をするだけで精一杯なんだから。 また、早期に解散されれば民主党には不利になるだろうが、自民党がそれを追求することはできないだろう。なぜなら、自民党の方が罪が重いからだ。自分の側から持ちかけているのだから。(自民党支持者は連立に肯定的だとしても、世論全体としては否定的だろう。) こうしたことから考えて、代表が小沢であろうとなかろうと、打ち出す政策的メッセージさえ間違えなければ、それほど問題ではないのではないかというのが私の考えだ。 で、もう一つの問題は、メディアで小沢氏の進退ばかりが取り上げられたり、連立のことについて、民主党の側ばかりが問われる傾向があるといことだ。むしろ、連立について積極的なのは自民党なのだから、そちらの側こそ意向を問われなければならないし、「連立は良くない」と考えるならば、自民党やナベツネこそ批判されなければならない。報道のあり方が公平性を欠いていることが、極めて問題である。 #
by zarathustra1883
| 2007-11-12 03:03
| 政治ニュース
中選挙区制復活論
★中選挙区制復活論に賛同する。他の小野党もこれを訴えるべきだし、現行制度が抱える「政局の不安定さ」を解消することで、政策を志向するためにも重要なことだと思われる。
「衆院解散、来秋以降望ましい」と公明・太田代表 #
by zarathustra1883
| 2007-11-12 01:19
| 政治ニュース
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