ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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カテゴリ:朝鮮半島( 8 )

拉致問題と核問題は分離して取り組むべき

天木直人のブログの11月16日のエントリー「めぐみさん拉致30年に思う」より。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/11/16/#000591

いきなり首脳同士の直談判というのは微妙なところではあるが、それ以外の点では同意見である。取り上げる暇がなかったので、こちらのブログに記録しておく。

 拉致問題はどう取り組めばよいのか。それは上記の逆を行なえばいいのだ。すなわち、拉致問題は日本と北朝鮮との二国間の問題と捉え首脳同士の直談判でこれを行なわなければならない。そしてその交渉の対象は拉致問題だけに集中すべきなのだ。決して北朝鮮の核放棄を絡ませてはいけない。核放棄問題は米国に任せておけばいい。米国以上の対北朝鮮核交渉力を日本が持てるはずはない。その必要もない。そして拉致問題の解決を迫る時は日本の過去の過ちに対する謝罪と国交正常化(経済支援)問題を同時に提起するのである。すなわち謝罪や経済支援と引き換えに拉致問題の誠意ある全面的解決をパッケージで合意する、そういう交渉を首脳間で行なうのである。拉致問題の解決はこれしかない。北朝鮮が交渉に応じて来るのはこれしかない。そしてこのパッケージ解決の交渉に北朝鮮が応じて来ないはずはない。北朝鮮は日本の援助をのどから手が出るほど欲しいのだ。米国からの安全保障の確約と日本からの経済援助、この二つが北朝鮮の目的である。

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by zarathustra1883 | 2007-11-23 22:15 | 朝鮮半島

【ヘッポコ外交】やっぱり無視される日本政府

テロ国家指定解除「拉致と関連なし」 米国務省副報道官
2007年11月14日12時45分

 米国務省のケーシー副報道官は13日の記者会見で、北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除について「拉致問題は必ずしも具体的に関連づけられているわけではない」と述べた。福田首相はブッシュ米大統領と16日に会談し、解除をめぐって拉致問題への配慮を求めると見られ、会談前に日米の立場の違いが改めて浮かび上がった形だ。

 ケーシー氏は「北朝鮮が核プログラムの無能力化、解体に進めば、いずれは解除できる状況になると期待している」とも述べ、基本的には解除の方向に動いていることを示唆。ただ、「米政府は日本政府の立場に気を使っている」として日本への配慮も強調した。

 一方、訪米中の北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体の「救う会」、超党派の国会議員でつくる「拉致議連」の訪米団は13日、ワシントンでボルトン前米国連大使と会談。家族会の飯塚繁雄副代表は「米政府は指定解除に慎重に対応してほしい。問題解決に向けて大きな力が欲しい」と述べ、協力を求めた。

 飯塚氏らによると、ボルトン氏は「全く同感だが、指定解除の流れを止めるのは相当難しい」との認識を示した。同氏はまた、福田首相の訪米時にブッシュ大統領へ強く働きかけるべきだ、と勧めたという。


要するに、日本にはリップサービスだけで、実際は解除の方向に動いているということだ。まぁ、アメリカの法的根拠から言っても、国際情勢から言っても、どちらから見ても当然のことだが。

拉致問題を解決したいならば、6者協議(核問題)とは切り離して、取り組まなければならない。

圧力をかけることは一見勇ましく、「毅然とした」ものだと思う人もいるようだが、圧力一辺倒というのは、バカ丸出しってことである。恐らく、金正日からも日本の外交はバカにされているに違いない。やってることは本当にバカなんだからしょうがないけどな。。。
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by zarathustra1883 | 2007-11-15 00:02 | 朝鮮半島

安倍政権と福田政権へのアメリカ側の評価など(メモ)

★「合理的な判断が期待できる福田政権になって、米国はより拉致問題の『進展』を北朝鮮への条件にしやすくなった」というのは、裏を返せば、「非合理的な判断しかできない安倍政権では、拉致問題の進展は条件にできなかった」ということ。

「非合理的な判断しかできない安倍政権」というアメリカ政府の判断には注目すべきだろう。上杉隆の『官邸崩壊』でも言われていたが、アメリカ政府の安倍政権への評価は低かったのである。

米国:「テロ指定解除は拉致進展が不可欠」 北朝鮮に明示

 【ワシントン笠原敏彦】米政府が、テロ支援国家の指定解除を求める北朝鮮に対し「指定解除には日本人拉致問題の『進展』が必要だ」と明確に言及していることが8日、わかった。米朝交渉の現状を知る立場にある米関係筋が毎日新聞に語った。同筋はさらに、北朝鮮が6カ国協議で合意した非核化への「第2段階措置」履行を前提に、米国は拉致問題での「進展」を見込んで年内に指定解除に踏み切る方向にあることを明らかにした。

 ブッシュ政権は「拉致」と「テロ支援国解除」の二つを結びつけることで、最近の米朝接近で「拉致置き去り論」の出る日本に対し、一定の配慮をしたといえる。

 関係筋は「米国は北朝鮮に、日本人拉致問題で進展がなければ、指定解除は『非常に、非常に困難』と伝えている」と明かした。6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は米朝交渉の結果から、年内の拉致問題での「進展」を見込んでいると指摘したが、同筋は「何をもって『進展』とするかは最終的にはブッシュ大統領の判断になるだろう」と述べた。

 一方で、米国は北朝鮮に対し、テロ支援指定解除や敵国通商法の適用除外は「象徴的な措置であり、短期的には何の経済的利益ももたらさない」とクギを刺したという。北朝鮮は制裁解除により世界銀行など国際金融機関からの融資を期待しているが、その権限を握る米国が当面、実益を与えることは認めないことを明示したものだ。

 関係筋は、米国がテロ支援指定解除で拉致問題の「進展」を明示したのは、対北朝鮮政策で現実路線を取るとみられる福田康夫首相の誕生とも関係する、と説明。「拉致問題の解決を最優先させた安倍晋三前首相の方針を100%支持すれば、米国は6カ国協議で前進できなかった。合理的な判断が期待できる福田政権になって、米国はより拉致問題の『進展』を北朝鮮への条件にしやすくなった」と解説した。

 核廃棄に向けて北朝鮮が履行する第2段階措置は(1)すべての核施設の無能力化(2)核計画の完全申告--の2点。ヒル次官補は3日の会見で、テロ支援指定解除の目標期限について「北朝鮮との間に明確な理解がある。我々が迅速に行動するのはそのためだ」と述べ、年内の指定解除を目指していることを色濃くにじませていた。

毎日新聞 2007年10月10日 3時00分


ちなみに、日本が安倍政権である間は「拉致問題の進展」は条件にできなかった、という点については、私も以前このブログで指摘していたことがある。

安倍政権が強硬姿勢をとり続ける限り、アメリカは日本を飛び越えて北朝鮮と交渉せざるを得なかったのであり、北朝鮮と交渉するには、アメリカにとって日本の拉致問題は邪魔以外の何者でもない、という私の基本的な認識は妥当だったことが示されたものと思う。
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by zarathustra1883 | 2007-10-12 02:37 | 朝鮮半島

先日の日朝協議についての覚書

★完全に「米朝」のペースで進みつつあるようだ。2,3のコメントを。

「経済協力による一括解決方式」というやり方をしたがゆえに、今、各国から非難されているのではないか?失敗に学んでいないとすれば、バカである。

「核問題での成果を急ぐ米国が再調査を「拉致問題の進展」と見なし、テロ支援国家指定の解除を急ぐ可能性もある」とあるが、間違いなくそう扱われるだろ。米朝関係に大きな変化がなければ。

asahi.comより。

「過去の清算」対応表明 日朝協議
2007年09月06日03時05分

 ウランバートルで5日始まった6者協議の日朝国交正常化作業部会で、日本側は北朝鮮が強く求める「過去の清算」について誠実に対応する意思を表明した。米朝関係の改善が影響し、初日の日朝部会は険悪な空気に包まれることなく終わった。日本政府は最終日の6日、北朝鮮から拉致被害者の調査再開など具体的な行動を引き出したい考えだ。

 双方は初日に国交正常化、2日目に拉致問題を扱うことで合意し、初日は約3時間半協議した。北朝鮮側の「拉致ばかり取り上げて6者協議の枠組みを壊そうとしている」との主張に日本が配慮し、3月のハノイでの日朝部会とは議題の順番を入れ替えた。

 美根慶樹・国交正常化交渉担当大使は協議後、記者団に「明日が拉致に関する話し合いなので、それを待つ必要がある。現在は明確に説明できる段階ではない」と述べるにとどめた。関係筋によれば、北朝鮮側は日本の姿勢を評価。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対する一連の捜査の問題に言及したが、「これ以上問題を悪化させない姿勢」(北朝鮮筋)を示した。日本側は過去の清算問題で「経済協力による一括解決方式」を提案。北朝鮮側は個別の補償も必要との姿勢を崩さなかったが、「日本の立場に対する認識を深めた」とも語ったという。

 日本側は拉致問題での行動を促すため、北朝鮮への水害支援を経済制裁の例外として実施することを検討している。日本の支援や、北朝鮮による拉致被害者の調査再開が表明されるかどうかが6日の協議の焦点になる。

 北朝鮮が再調査に応じた場合、日本にとって一定の成果となりうる。だが、核問題での成果を急ぐ米国が再調査を「拉致問題の進展」と見なし、テロ支援国家指定の解除を急ぐ可能性もある。

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by zarathustra1883 | 2007-09-10 02:32 | 朝鮮半島

安倍による北朝鮮外交の失敗が表面化しつつある?

安倍による北朝鮮外交は確実に失敗に向かっている、というのが現時点での情勢のようだ。

「外交の安倍」という言葉があるが(この言葉は父の晋太郎の時代に使われていたものらしい)、これは今となっては「外交も無能で失敗する安倍」という意味でしか言えないだろう。

国内から見れば「バカ派」であり、国外から見れば「鴨派」

そんな外交でいいのだろうか?

日朝の遅れ、米中韓懸念 6者協議作業部会
2007年09月05日06時00分

 6者協議の日朝国交正常化作業部会が5日からモンゴルのウランバートルで始まる。原則論を述べ合っただけで決裂した3月のハノイでの会合から半年。拉致や過去の清算問題で実質的な協議に入れるかどうかが焦点となる。

 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の中に設けられた五つの作業部会のうち、日朝作業部会の遅れが際立っている。ジュネーブで2日まで開かれた米朝作業部会ではかなりの進展があったとみられ、米朝が全体を引っ張る形で6者協議は進む。他の参加国からは「日本だけが自らの主張にこだわることは難しくなる」との声も出ている。

 関係筋によれば、北朝鮮は米朝部会で、核施設の無能力化と非核化の申告について8月の非核化作業部会よりさらに突っ込んだ提案をした。米朝ともに北朝鮮の核施設の「年内無能力化」で合意したことを認めた。

 さらに朝鮮中央通信は3日、期限を明示しなかったものの、米国がテロ支援国家指定から北朝鮮をはずすことになったと報じた。日本は拉致問題の解決前の指定解除には反対している。米側は現時点での指定解除は否定しているが、北朝鮮が前向きな行動をとり続ければ現実味を帯びてくる。ヒル米国務次官補は4日、「非核化に向けて(北が)どう対応するかだ」と語った。(←Zarathustraの注;裏を返せば、日本はほとんど関係ないってことでもある。)

 核問題をめぐる協議が順調に続くなか、他の参加国からは日本の「孤立化」と6者協議への影響を懸念する声が出ている。7月の6者協議首席級会合では「休憩時間中、米朝など関係国が活発に歓談していたが、日本代表団だけ席に座って書類に目を通していた」(韓国政府関係者)。

 米中韓は日朝双方に対し、水面下で妥協点を探るよう働きかけ始めた。6者協議の進展には、日本も加わった大規模な経済支援が不可欠との立場からだ。

 米国は北朝鮮に「拉致被害者に対する調査再開」を打診。韓国は最近、日本政府に「第三者による遺骨の鑑定など、具体的な提案を北朝鮮に働きかけたらどうか」と非公式に持ちかけた。中国も「このままでは日本だけがバスに乗り遅れる」と日本側に伝えた。

 一方、北朝鮮は攻勢を強めている。北朝鮮高官は最近、「日本との関係をどうするつもりなのか」と訪ねた韓国政府関係者に対し、こう答えた。「朝米関係が改善しているのに、日本がついてこないと思うか」 (Zarathustraの注;従米一辺倒の外交を続けるということは、他国がアメリカと交渉さえできれば日本の行動は頭越しに決定されてしまうということでもある。従米派・媚米派はそのことについてどう考えるのか?)

 ある協議関係者は「北朝鮮は形式的に拉致被害者の調査再開だけ応じて米韓に理解を求め、日本に譲歩を迫る恐れがある」と指摘する。

 ●日本「戦術面では選択肢」

 安倍首相は4日、官邸を訪れた日本政府代表の美根慶樹・日朝国交正常化交渉担当大使に「拉致問題は極めて重要な問題なので、前進するよう全力を尽くしてもらいたい」と指示した。

 一方、北朝鮮代表を務める宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使は4日、経由地の北京空港で記者団に「協議は6カ月ぶりに開かれるので、一定の期待感を持っている」と語った。

 拉致問題の解決を政権の最重要課題に掲げる安倍首相だが、「最近、首相の言葉に変化がみられる」(日朝関係筋)と指摘する声もある。

 作業部会開催が正式発表された8月28日、首相は「拉致問題、核問題を解決し、不幸な過去の清算をして日朝の国交正常化を行っていく」と記者団に発言。北朝鮮が重視する「過去の清算」にあえて言及したことに、北朝鮮の宋大使が「評価する」と好意的な反応を示した。

 年内に北朝鮮のすべての核施設を無能力化することで合意した、米朝作業部会の結果が、日朝協議を後押しするとの期待感もある。ヒル氏は「日朝も成功すると信じる理由がある」と明言した。

 次回の6者協議全体会合では北朝鮮へのエネルギー支援も焦点になるが日本は拉致問題の「進展」を条件としており、参加は当面先送りされる見通し。一方で、豪雨で深刻な水害被害を受けた北朝鮮への人道支援については、与謝野官房長官が4日の記者会見で拉致問題などとは切り離して検討する考えを示唆した。

 政府関係者は「基本方針は変わらないが、戦術面では選択肢はいろいろある」。6者協議の枠組みを維持するためには、日本政府としても、ある程度歩調を合わせる必要があるとの考えからだ。

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by zarathustra1883 | 2007-09-06 00:11 | 朝鮮半島

「拉致敗戦」からのメモ

★「拉致敗戦」より
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070724-03-0501.html
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070724-04-0501.html


松尾 「レジーム・チェンジ」政策の否定をはっきりと伝えたということか。
 
シーガル その選択肢は最初から存在しない。軍事的オプションもないうえ、韓国と中国が制裁に加わらないからだ。彼らが制裁と封鎖で北朝鮮を完全に締め上げる気にならない限り、米国はレジーム・チェンジなどできない。


北朝鮮の「レジーム・チェンジ」を日本のタカ派=バカ派は望み、それがなければ、拉致問題は解決できない、などという。そのレジーム・チェンジ自体、意図的に行うのはかなり無理があるとアメリカが認識していたとすれば、彼ら(バカ派)の認識は相当ずれていたといわざるを得まい。レジーム・チェンジする際に日本のバカ派は、アメリカを後ろ盾にしていたのだから。違うかね?

松尾 しかし、今度の変身までは、ブッシュも交渉拒否の立場だった。
 
シーガル その結果として、北朝鮮は核爆弾一、二個分のプルトニウムを持った。やがてそれは、八個から一〇個分になった。そのうち一個は実験で使われたから、七個から九個に減ったわけだ。そこで、誰でもこう言うようになった。核兵器を廃棄させたいと思うなら、交渉しなければならない、ほかに道はない、と。それがうまくいく時もあるが、交渉しようとしても、うまくいかなかったのがイランだ。


ハト派的な人々にとっては、核実験をする前からこんなことは分かりきったことだった。「現実的な認識」とはこのようなものを言う。


シーガル (略)たとえば、安倍首相との会談が典型的な出来事だ。安倍首相は会談後、大統領と北朝鮮の脅威についてあれこれ話した、と語っている。だが、大統領が、「ああ、あなたの言うとおりだ、安倍さん。われわれは強硬になるべきだ」と言ったことは一度もない。発言録をよく読めば分かるが、「北朝鮮に対して強硬になるべきだ」という大統領の言葉は、どこにもない。安倍首相は、大統領に「イエス」と言わせるべく手管を尽くしたが、大統領は決して言わなかった。

(中略)

松尾 要するに、この対北朝鮮政策の変更は、ニクソンやキッシンジャー、父ブッシュ、ベーカー、スコークロストらに連なる、伝統的な共和党主流の現実主義への復帰ともいえるわけだ。
 
シーガル 全くそのとおりだ。これは現実主義だ。北朝鮮と戦争はできない。制裁もできない。交渉が効果を発揮するかもしれない、試す価値はある、と。


アメリカの「現実主義」への政策の転換を、観念的なバカ派はよく認識した上で自らの議論を構築すべきだ。まぁ、そういう再構築や再考などができないから彼らは「バカ派」と呼ばれてしまうのだが…。

松尾 小泉前首相と安倍首相では、対北姿勢が異なる。
 
シーガル それ以上に一つの大きな違いは、いまやブッシュ大統領が動いていることだ。これは根本的な違いだ。小泉前首相は、常に取引する用意があると言っていたが、安倍首相の立場は、維持するのが難しいものだと思う。
 もし、安倍首相がブッシュ大統領を説得していれば、話は違ったかもしれない。だが、大統領は先に進み、首相は取り残された。明らかに、会談で大統領を説得できなかった。ワシントンでは、みなそう言っている。
 それだけではない。ライス国務長官もまた、北朝鮮をテロ支援国家リストから外すことを、事実上、首相に伝えた。ほとんどそれに近いことを口にした。これは首相に対して、北朝鮮との交渉を開始しろ、という警告射撃だった。あなたを困らせたくはないが、もし話が進めば、われわれは取引をするつもりだ。そうなれば、あなたは行き詰まるだろう、というニュアンスを伝えたはずだ。
 
松尾 この辺の米国との「すれ違い」については私も十分理解し、発言もしているが、ここまで深刻か。
 
シーガル とにかく次回の六ヵ国協議で北朝鮮はテロ支援国家リストに集中してくるだろう。なぜか。日本に対して、交渉に応じるよう圧力をかけたいからだ。彼らは日本を困らせたいのではない。日本と交渉をしたいのだ。問題は、日本が交渉をせず、ただ拉致問題を解決しろと言っていることだ。北朝鮮側は非常にしたたかだ。もし日本が拉致問題だけでなく平壌宣言全体に関して交渉を開始しなければ、テロ支援国家リスト問題に集中することによって日本を孤立させようとするだろう。


六カ国協議参加国すべてにとって日本の安倍政権は邪魔者になっている。

国内的には強行採決の連続で民主主義を破壊し、選挙でも大敗し、外交的にも日本を孤立化させて窮地に陥れている安倍晋三は、早急に政治の場から退場すべきだろう。

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by zarathustra1883 | 2007-08-03 02:11 | 朝鮮半島

【ツッコミ】6者協議はもともと核問題議論の場だろ?

6者協議、核先行容認強まる 政府内、拉致進展へ苦悩
2007年07月12日01時24分 asahi.com

 対北朝鮮政策をめぐって、当面は6者協議の下で拉致より核問題の論議を優先せざるを得ないという「核先行容認論」が政府内で強まっている。まず北朝鮮の核放棄に向けた「初期段階の措置」で関係国と歩調を合わせ、日朝対話の進展につなげようという考えだ。参院選公示を控え、安倍首相は「鉄の意志で取り組んでいく」と力説するものの、外務当局は現実との間で苦悩している。

 「南北(朝鮮)、米朝、日朝の『3段ロケット』で進めていく」。最近の米朝急接近などを受けて、外務省幹部の口ぶりに変化が出てきた。日朝間対話が途絶える今、すでに火がついた南北、米朝の勢いを取り込む方がかえって日朝に弾みがつくという考え方だ。

 小泉前政権時代に拉致被害者5人らの帰国が実現したが、安倍政権下では足踏み状態が続く。「どんな状況下でも筋論を言い続けるのが安倍首相のやり方」(政府関係者)ではあるが、外務省内には「いいか悪いかではなく、現実の中でいかに国益を実現していくかを考えなければ」(幹部)との声もある。

 行き詰まり感を受けて、政府関係者は今年に入り、拉致解決の途中段階にあたる「進展」というキーワードを使い始めた。完全解決に至らなくてもエネルギー支援に参加する道を開いた。米朝対話が進むにつれ、今度は「非核化の進展も拉致問題の進展に結びつく」と理論武装を始めた。

 ヒル米国務次官補も呼応し、6月に来日した際は「非核化の進展は拉致問題を進展させる交渉の土台になる」と言明。関係者によるとヒル氏は訪朝時、金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官にも「対日関係改善は北朝鮮にとっても利益が大きい」と呼びかけた。

 ただ、政府は「進展」の具体的な意味については「北朝鮮が拉致問題を未解決であると認め、行動で示すこと」(塩崎官房長官)という以外は明言を避けている。「まだ北朝鮮と話をする時期ではない」(外務省幹部)とし、北朝鮮の金次官もヒル氏に対して、ほぼ同じ考えを示したという。

 ある政府関係者は「我々も秋には支援参加の可否について答えを出さなければいけないだろう」と語る。参院選後から秋にかけて、6者協議で「初期段階の措置」以降の協議が進み、次のステップである95万トンの重油相当の支援にも話が及ぶとみているからだ。

 安倍首相は、就任前後から圧力重視の姿勢を変えていない。参院選が近づくにつれ「私が首脳会談を行った70回すべてで、必ずこの問題を提議し、支持をいただいている」(8日、福井市での街頭演説)などと「外交的成果」のアピールに力を込めている。


★「核先行容認」もクソも、6者協議という集まり自体が、そもそも拉致じゃなくて核問題を話し合う場だったワケで、拉致を先行させること自体が的外れな行為だったのである。拉致は拉致で別の枠組みで話すべきものであろう。

★なお、安倍は「首脳会談を行った70回すべてで、必ずこの問題を提議し、支持をいただいている」なんて言っているが、直接の利害関係のない相手国と話して、口頭での「支持」を取り付けることなど、どんな馬鹿でもできる。

問題は「支持」するといった他国の政府がどのように動いてくれるか、実際にどのように支援してくれるか、ということである。国際世論を動かすという方向性は悪くないが、首相就任直後の中国訪問などと同じ様に、別に誰でもできることでしかない。「外交的成果」というレベルの話ではない。むしろ、その程度のことを「手柄」として話さなければいけないほど、中身がないってことだろうが…。
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by zarathustra1883 | 2007-07-16 04:42 | 朝鮮半島

日本の人権レベルは北朝鮮から批判される程度か?

日本は北朝鮮からも人権問題を言われるほど人権が認められていないところになっているのかもしれない。こりゃすごい。

以下、asahi.comより。

北朝鮮、久間氏発言を酷評 「ふぬけ者のたわごと」
2007年07月07日02時33分

 北朝鮮の内閣機関紙「民主朝鮮」は6日、久間・前防衛相の原爆投下をめぐる「しょうがない」発言について「ふぬけ者のたわごと」などと酷評した。朝鮮中央通信が伝えた。

 昨年10月、国際社会の声を無視して核実験を強行した北朝鮮だが、記事では原爆投下を「目的がどうであれ明らかに大きな人倫犯罪だ」と批判。「米国の核犯罪行為を唯一の被爆国である日本の防衛相が擁護したのは、日本人から見ても嘆かわしい」などとした。


アメリカの原爆正当化発言を容認している時点で、安倍内閣が「ふぬけ者」ってのは全く正しいことが実証されてしまった。

ただ、北朝鮮政府の発言自体が、(アメリカと同じく)ダブルスタンダードになっていると批判することはできないでもない。核兵器使用が「人倫犯罪」であるならば、自らそれを持つのは矛盾だろう。しかし、政治は悪魔と契約を結ぶことを意味するから、その意味ではダブルスタンダードともいえないのかもしれない。ここで金正日がルターの例のセリフ(Politik als Berufの最後に引用されている)を言えるならば、M.ウェーバー的な規準から見れば、北朝鮮の態度は必ずしもダブルスタンダードではなく容認可能ということになる。私がどう判断するかはここでは保留しておこう。

ただ、次の記事の事例は、ある意味、妥当な「人権」の使い方かもしれない。

人権外交を弱者の側から仕掛ける珍しい事例ではないか。逆に言えば、日本の側の人権意識の低さというか日本という社会における人権の扱いの低さ(ナショナリズム以下の扱いになっている)を端的に示す事例かもしれない。

国連で「在日朝鮮人弾圧の議論を」 北朝鮮大使が書簡
2007年07月07日19時06分

 北朝鮮の朴吉淵国連大使は6日、潘基文国連事務総長に対し、日本政府による一連の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の取り締まりが「人種差別と深刻な人権違反だ」と非難する書簡を出した。朴大使は、この問題を国連総会の議題として取り上げるべきだと主張している。

 書簡は、総連関連施設の家宅捜索などが「日本による悪質な北朝鮮の主権侵害だ」と主張。「朝鮮人の民主的な権利を守る総連の活動の中枢を物理的に壊滅させようとする動きだ」と糾弾した。

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by zarathustra1883 | 2007-07-12 02:01 | 朝鮮半島