ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
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カテゴリ:政治ニュース( 176 )

ルール無視の自民党――みなし否決?

<租税特措法>与党に奇策浮上 野党対案可決=政府案否決

3月20日21時24分配信 毎日新聞

 揮発油(ガソリン)税の暫定税率延長などを盛り込んだ政府提出の租税特別措置法改正案をめぐり、民主党が提出した対案の可決を政府案の否決あるいは修正とみなして、政府案を衆院の3分の2以上の賛成で可決させる「奇策」が与党内で浮上している。期限切れとなる前に改正案の年度内成立を目指すためだ。民主党は「むちゃくちゃな憲法解釈だ」と反発し、国会質疑や質問主意書の提出で政府の見解をただす一方、年度内の対案採決の見送りも検討している。

 政府案は現在、参院に送られたまま審議入りすらできない状態が続く。与党は野党に修正協議を呼びかけているが、民主党は政府案の年度内採決には応じない構えだ。

 ただ、単なる引き延ばしは世論の批判を浴びる。このため民主党は、参院に提出した三つの対案のうち、政府案から生活に密着し、かつ賛成できる部分を抜き出した対案だけを年度内に採決することで国民生活の混乱を避けるとしている。

 与党が検討しているのは、この対案の採決を「政府案の否決」か「政府修正案の可決」とみなすというもの。政府・与党内にさえ、こうした憲法解釈が可能か疑問視する声がある奇策だが「暫定税率の失効を避けるには、これしか方法がない」(参院自民党国対幹部)ところまで追い詰められている。

 民主党は鳩山由紀夫幹事長名で政府の見解をただす質問主意書を提出した。菅直人代表代行は19日の記者会見で「あらかじめ『そういうことはあり得ない』という確約がなければ(政府案も対案も年度内採決の)手続きはとれない」とけん制した。【山田夢留】

最終更新:3月20日21時24分


政局に関してはいろいろな報道が出ていてよくわからないのだが、このような暴挙が話題になる時点で、もはやデモクラシーもクソもない。ここまでご都合主義を徹底されると、自民党にとっては、もはやルールなど無いに等しい。やりたい放題だ。

このような横暴を許してはなるまい。デモクラシーを破壊する自民党は解党すべきだ。

なお、ルール無視というのは、橋下痴事に見られた性質だし、小泉の郵政解散だってルール違反だった。やはりコイツらは同じ穴の狢だといわざるを得ない。
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by zarathustra1883 | 2008-03-24 01:03 | 政治ニュース

【ネオリベ言説】 「民間では…」を疑え!

asahi.comより。

仕事中の「喫煙禁止」 橋下知事が検討を指示
2008年03月19日00時05分

 大阪府の橋下徹知事は18日、執務時間中の職員の喫煙を全面的に禁止する方向で検討するよう担当部局に指示したことを明らかにした。喫煙室をなくして府庁内を全面禁煙にするだけでなく、たばこを吸うための休息時間もなくして執務に専念させる意向だ。ただ、勤務中の喫煙を完全に禁止できるかどうかは法令上の問題もあり、指示を受けた担当部局では頭を悩ませている。

 この日の健康福祉常任委員会で公明党府議の質問に答えた。橋下知事は「館内、敷地内を全面禁煙にするだけではなく、1日2回ある15分の休息時間をなくして執務時間中は禁煙にしたい」と答弁。「たばこを吸うための休息なんてあり得ない」と言い切った。

 人事室によると、府職員の休息時間は条例で定められており、勤務時間4時間につき15分の休息時間をおくことができると定められている。条例を改正すれば休息時間をなくすことは可能で、大半の都道府県では休息をなくしているという。

 ただ、休息時間をなくしたとしても、たばこを吸うために職場を一時離れることが、地方公務員法の職務専念義務違反にあたるかどうかの問題は残る。違反でないなら休息時間でなくてもたばこを吸えることになる。担当者は「頻度や時間の問題もあり、判断は難しい」と漏らす。

 府庁には本館、別館などに喫煙室が計8カ所あり、それ以外は終日禁煙。府職員の喫煙率は約26%。橋下知事はたばこを吸わないという。


橋下痴事によると「たばこを吸うための休息なんてあり得ない」だそうだ。「休憩している時にタバコを吸う」ことは、「タバコを吸うために休憩している」のとは違うだろう。まったく論理的な思考ができないヤツだな。馬鹿とはこういうやつのことを言うのだろう。新聞もその程度のことには一言突っ込みいれろよな。

ところで、「民間」の方々もぜひ大阪府庁を見習ってみたらどうだろうか?その上で、それがプラスであることを実証してみたら良い。少なくとも中長期的には確実にマイナスの効果が効いてくるはずである。職員(社員)の間のネットワークが分断されていくだろう。

仕事というのは一般に、均質に進むものではない(休憩することも重要だし、雑談でさえ意味がある)のだが、その程度のこともわかってないとは「民間」が聞いてあきれるね。(例えば「80対20の法則」と言われる経験則では、仕事の8割は全体の2割の時間で行なわれるなどと言われる。職種などによって違いはあるだろうが、大まかなイメージとしては、均質に仕事が進むとするよりは、この方が正しい。)

橋下・大阪府知事「府庁内は全面禁煙、朝礼は始業前」
2008年03月19日23時58分

 大阪府の橋下徹知事は19日、世界禁煙デーの5月31日から庁内と出先機関を全面禁煙にすることを明らかにした。たばこを吸える休息時間を廃止するため、条例改正案を提出する意向。報道陣の質問に答えた。

 橋下知事は全面禁煙の理由について「府民の税金をもらっている公務員として、まず姿勢を示したい」と説明。庁内の喫煙室計8カ所のうち、議員のフロア1カ所をのぞく7カ所を廃止する。

 喫煙する40代の男性職員は「正直つらい。煮詰まったときの気分転換だったのに」。1日10分は喫煙室にいるという30代の男性職員は「知事は民間ではあり得ないと言って独断で決めたが、本当に民間は勤務中にたばこを吸わないの

 嫌煙派の30代の男性職員は「知事の決断は大歓迎」としながらも、「なぜ議員フロアだけ残すのか」と疑問を呈した。

 また、橋下知事は今後の朝礼について、始業前の午前8時45分から行うことも明らかにした。記者から「始業前の朝礼はサービス残業の容認ととらえられる」と質問されると、「民間の皆さんに判断をお任せします。労働基準法ではサービス残業は認められないが、(朝礼は)任意で自由参加でやる」と語った。


橋下のような輩が「民間では」というとき、その根拠を問うことが重要である。「民間では」というとき、本当にそのような現象が広範に見られるということを橋下は示さなければならない。橋下にはそれを示す義務がある。

念のため釘を刺しておくが、その際、単に「いいところ取り」でつまみ食い的な形で事例を持ってくるのでは駄目である。

その上で、さらにもう一つハードルがある。民間と同じように公務員もすべきだということを示さなければならないのである。もし行政が「民間」に倣うべきものだとするならば、採算の取れないことからはすべて撤退すべきだといことになるだろう。そこで問う。例えば、生活保護というのは採算が取れるのだろうか?過疎地からは学校が撤退してもいいのか?過疎地には病院はなくてもいいのか?消防署もなくていいのか?(実際に北海道の幾つかの町村では消防署がないところが出ている。)

明らかに行政には「民間」とは別の原理が働かなければならないのである。橋下は、それを理解しているとは思えない。

だから、「民間では」と橋下やネオリベの連中が言うとき、まず、最初に確認すべきことは、「民間」とは何のことを指しているのかを確定することであり、その実態を証明せよということであり、次に、その事実に基づいて、その「民間」の実態を行政に適用すべきだと言える理由を示せ、ということである。

こうした場面では、安易に情緒的な公務員バッシングの流れに乗るべきではない。それは回りまわって結局は、各自の生活基盤を破壊することになるのである。
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by zarathustra1883 | 2008-03-23 17:50 | 政治ニュース

橋下徹「痴事」の朝礼について

橋下ウォッチャーの私としては、一応、この話題は記録しておかねばなるまい。まともにまとめる暇がないので以下は断片的なメモになる。

産経新聞。

橋下知事が若手職員を対象に初の朝礼 女性職員が知事に反論
2008.3.13 11:57

 大阪府の橋下徹知事は13日、30歳以下の若手職員を対象に初めて朝礼を開いた。知事は、予定時間の倍の30分にわたって財政再建や水辺を生かしたまちづくりについて熱弁。「本当は始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になると言われてできなかった」と不満を口にすると、女性職員が「どれだけサービス残業をしているか知っているのか」と反論するなど、初回からヒートアップした。

 朝礼は府庁新別館で午前9時15分から行われ、本庁勤務の30歳以下の職員約330人が出席した。

 橋下知事は、府庁をプロ野球チームに例え「5位、6位のチームがAクラスになるにも3、4年かかる。5年、10年後を見据えて大阪が変わるための基礎作り、種まきをしていきたい」と改革への決意を表明。「現場の第一線のみなさんが変わらないと、府庁の職員も変わらない」と変化を促し、「大阪を変えるため、府民のために一緒に頑張ろう」と呼びかけた。

 さらに、橋下知事は「始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になるのでできなかった。たかだか15分の朝礼ができないというなら、勤務時間中のたばこや私語も一切認めない」と発言。

 これに対し、後方で聞いていた女性職員(30)が突然立ち上がり、「どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか。知事は不満があればメールを送れといって、職場を分断している」と反論した。

 橋下知事は「ありがたい意見。どんどんいってほしい」と余裕の表情で応じたあと、「サービス残業に感謝している」とも述べた。

 終了後、この女性職員は「みんなが思っていることを言った。聞いている他の職員にも訴えたかった。現場が声を上げて職場を変えていきたい」と話した。

 また、男性職員(28)は「知事の言葉を聞いて、気持ちを新たにしている人も多いと思う」。女性職員(24)は「知事の意気込みはすごく伝わってきた。だが、私たちにどういうことをしてほしいのかもっと話してほしかった」と残念そうだった。

 朝礼は、若手職員から「現場に知事の声が伝わっていない」との指摘を受けて、橋下知事が先月下旬の部長会で検討するように指示。26日には、31~34歳の職員を対象に実施し、課長補佐級以下の職員を対象に、6月までに月2、3回の朝礼を予定している。


突っ込みどころはいろいろあるが、以下の点についてコメントしたい。

 さらに、橋下知事は「始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になるのでできなかった。たかだか15分の朝礼ができないというなら、勤務時間中のたばこや私語も一切認めない」と発言。

 これに対し、後方で聞いていた女性職員(30)が突然立ち上がり、「どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか。知事は不満があればメールを送れといって、職場を分断している」と反論した。

 橋下知事は「ありがたい意見。どんどんいってほしい」と余裕の表情で応じたあと、「サービス残業に感謝している」とも述べた。


◆まず確認すべきは、サービス残業は違法行為である。それに対して「感謝する」と言う発想自体が間違っているどこまでもずれた人間だ。ここでもルール無視なんだな。

(サービス残業をしていると言われたら、そのようなことはしないで済むようにどのようにお互い協力できることがあるだろうか、と考えるのが普通である。それに対して、2ちゃんねる系の書き込みでは「サービス残業は能力がないから」という意見もある。私もそれは否定しない。確かに、非常に能力がある人間ならそういうことにはならないことが多い。しかし、組織として恒常的にサービス残業があるとすれば、単に能力の問題ではなく、「運用の仕方の問題」と「仕事量と人数のアンバランスの問題」の少なくともいずれかがあると考えなければならない。能力などという目に見えず、実証することも大抵はできないものが原因だとしている時点で、その理論(理屈)は現実に対して敗北している。物事を改善する力がない「ヘボ理論」である。むしろ、そのようなこと(サービス残業は能力の問題)のように言うならば、そのように言っている人こそ「能力がない」可能性を疑ったほうがいい。まともに解決可能性のある理論を考えられないのだから。逆に言えば、解決可能性のあることを提言できるなら、「サービス残業するは無能だから」と言ったとしてもいいだろう。事実の一面を捉えている場合があるから。

また、同じく2ちゃんねる系の書き込みでは「公務員なんてヒマなのに」という書き込みもあったが、それも端的に言えば間違いである。それは「製造業は忙しい」とか「サービス業はヒマだ」などと言うに等しい。公務員といっても同じ仕事をしているわけではなく、実際にはやっていることはかなり違うからである。例えば、一般事務職と現業とは違いが大きいのは誰でもすぐに分かることだ。だから、恒常的にサービス残業がある部署とそうでないところがあると言うのが実態だろう。例えば、県庁や市役所の建物の前を、夜9時とか10時頃通ってみれば、毎回同じ部屋に明かりがついている傾向を見て取れるはずである。逆に言えば、いつも電気が消えているところもあるはずであるが。)


「始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になるのでできなかった」というのは、当然だろう。まず、法的に見てそうならざるをえない。橋下は、公務員が率先して違法行為をしろとでも言うのか?世の中には「朝礼くらいいいじゃないか」という発想をする人間は確かにいるだろう。気持としてはわからないこともないが、朝礼に出席することが命令による義務なのだとすれば、それを認めた場合、どこまでも歯止めのないサービス残業を容認することに繋がる。

実際にそれを認めて、それが定着すれば、「朝礼が15分の予定だったものが5分で終わったので、始業時刻前から仕事をするのが当たり前だ」ということになる。「朝礼の時間を30分にする」ということだってできる。その上で、上記の例と組み合わせれば、25分のサービス残業を「なんとなく」「流れで」強制できることになる。その流れができた場合、使用者に有利な変更は次々とできるようになるが、労働者に有利な変更はまずおきない。そうしたことがおきないように弱い立場にある労働者を保護するのが、労働法制の意義だろう。

ここでも前回指摘したように、橋下がルール違反を何とも思っていないことが露呈する。(こういうのを「キ●ガイに刃物」というのだろうな。)


◆それから、「たかだか15分の朝礼ができないというなら、勤務時間中のたばこや私語も一切認めない」と言っている部分について2点ほど。

一つは組織論では、私語を含めたインフォーマルなコミュニケーションの重要性を説いている。むしろそうしたところでこそ重要な情報がある程度の速さで組織内に伝達されたり、新しいアイディアが生まれたりする。公務員に特別なアイディアは必要ないと思うかも知れないが、公務員の仕事のすべてがルーティンワークであるわけでもない。同じ事務処理をするにしても、短時間で少ない労力でできるようにするということも、アイディア次第という部分がある。そうしたアイディアが出やすいのは、何の私語もないような堅苦しい場ではない。

もっと重要なのは、橋下が懲罰主義者(→私の命名)であるということだ。他人を罰することによって強制しようとするのだ。これは以前、東国原知事が「徴兵制」発言をしたときに、私が批判したのと同じパターンである。力による支配によってあらゆることを解決しようとする発想である。

私に言わせると、この発想に頼る人間というのは一般に、頭が悪い。正真正銘に頭が悪い。なぜか?こういう人は、知恵を使って物事を解決しようとしないからである。知恵を使うために、背景となる事実をよく分析しないからである。正確に言うと、いろいろと考えるべきところで頭が働かないので、短絡的に力で押さえつけることで問題を解決しようという発想になるのである。よく考え、分析することよって、解決しようとする問題の根本的な原因を取り除くという発想がないのだ。こうした「回りくどい事」をするのは特別な能力ではない。特別の努力なしに、自然にできることである。これができるのは「頭が普通に働いている」ということなのである。頭が普通に働いていないということを、私は「頭が悪い」呼ぶ。

一般に、ネオコンと呼ばれる連中や、これとは重ならないが靖国派と呼ばれたり、国家主義者と私が呼ぶ連中は、こうした「力の論理」でしかものを考えられない。これは彼らの思考の特徴である。その意味は、要するに彼らは馬鹿だということだ。そのもっとも分かりやすい具体例は安倍晋三だろう。


◆さて、次。

女性職員(24)は「知事の意気込みはすごく伝わってきた。だが、私たちにどういうことをしてほしいのかもっと話してほしかった」と残念そうだった。


橋下は何も知らないから具体的なことなんて言おうと思っても言えるわけない。この職員も分かっていて皮肉で言っているのか?そうでないなら、もう少し人を見る目を養ったほうがいい。



次は毎日新聞の記事。

橋下知事:若手職員集めた初朝礼で激論

 大阪府の橋下徹知事は13日、30歳以下の職員約330人を集めた初の朝礼を行い、自らが進める財政再建に向けて意識改革を呼びかけた。若手職員がメールで「知事の考えていることが報道を通じてしか分からない」との意見を寄せたのがきっかけで、6月まで月2、3回課長補佐級以下の職員を対象に開く。しかし、この日は橋下知事の職員批判に出席者の1人が反発し、初回から激論になった。

 朝礼は始業時刻の9時15分に開始。橋下知事は「9時にやりたいと言ったら『超過勤務になる』と言われた。民間なら始業前にやるのが普通」と主張。「たかだか15分、始業前の朝礼で超過勤務手当だと言うなら、税金で給料が賄われている皆さんの執務時間、私語やたばこ休憩は全部(給与を)減額させてもらう」とまくし立てた。

 これに対し、女性職員(30)が「ちょっと待って下さい」と立ち上がり、「今どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか。きれいなことを言っているが、あなたは労働者をバラバラにするようなことばっかり言っている」と反論した。橋下知事は「そういう議論をぜひ起こしてください。ありがたい意見だ」と答え、朝礼後も記者団に「彼女は立派だと思う」と話した。

 女性職員は「現場のことを何も知らない知事が、朝礼が9時15分で甘いとかをテレビの前で言うやり方は、府の労働者と府民をバラバラにしていくと思う」と、発言した理由を語った。【大場弘行】

毎日新聞 2008年3月13日 14時29分 (最終更新時間 3月13日 14時50分)


「現場のことを何も知らない知事が、朝礼が9時15分で甘いとかをテレビの前で言うやり方は、府の労働者と府民をバラバラにしていくと思う」というのは、確かにそうだろう。

(なお、産経の記事は女性職員の発言の意味が毎日新聞とは違っているが、私がテレビのインタビューをちらっと見て、女性職員の主張を聞いた限りでは、産経の要約の仕方は間違っていると思う。私が聞いていないところで語っているのかもしれないが、主として問題にしているのは府民と府職員との分断であると思われる。府職員同士の分断はどちらかというと二次的である。)

なぜならば、「15分の時間外で騒ぐ生意気で怠惰な公務員」というイメージを知事がメディアを通して作っていくことになるからだ。これに対して、府の職員にはそうした発信のチャンスが与えられない。しかも、こうしたことの積み重ねの結果、府民からの信用が失われれば、それを取り戻すチャンスもほとんどない。地道な活動の積み重ねしかないのに、それは基本的には伝わるものではない(目に見えにくいものでしかない)からだ。

実際に、上記のようにして公務員や官僚のイメージが作られてきたのが90年代以降の一貫した流れである。(右も左も、リベラルだろうとそうでなかろうと、立場を問わず、この洗脳ははっきりと功を奏している。見事に嵌められているというほかない。)

ついでに言えば、それに拍車をかける「元官僚」が多いのも問題だと思っている。その点にかけては私は天木直人に対しても否定的な評価を下す。辞めた人間は基本的に組織から認められなかった人であることが多いから、組織や官僚を憎んだり妬んだりする傾向があり、そうしたバイアスがかかった情報ばかりが世に垂れ流されることになる。それとは逆に、まじめにやっている人間もいるのに、それは知られることはない。

私の個人的な見解をいえば――ある程度の理論的な裏付けはあるのだが――民間でも「本当に役立つ人間」というのは2割くらいだろう。6割くらいは「普通」でしかなく、残りの1~2割は「使えない」ヤツだ。公務員でもその割合は基本的に変わらないと思う。そうだとすれば、2割のダメな奴を探すのは何の苦労もないってことである。組織を憎んでいる人間がそれをピックアップして悪く書くことには、何の特別な洞察力も必要ないのだ。
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by zarathustra1883 | 2008-03-17 02:46 | 政治ニュース

迷走は「ルールなき暴走」に勝る

asahi.comより。

橋下知事、“過激答弁”連発 相次ぎ議事録削除
2008年03月11日22時54分

 大阪府の橋下徹知事が、開会中の府議会本会議で“過激答弁”を連発し、次々と発言を議事録から削除される事態になっている。11日も、タレント・弁護士時代の著書を批判しながら答弁を求めなかった府議に対し、「答弁(の機会)を与えないひきょうな大人」と答弁し、議員団の抗議で発言を削除する騒ぎとなった。

 この日は、知事選で戦った民主党府議の一般質問で「なんで、罪を犯した少年のために莫大(ばくだい)な税金をつぎこまなきゃならないんだ」との著書の一節を批判されたことがきっかけ。答弁を求められなかった橋下知事は、別の質問の際に「一つの言葉だけをひいて、答弁を与えないようなひきょうな大人になって欲しくないと思っています」と語気を荒くして、ぶぜんとして降壇した。

 この答弁に対して民主党府議団が猛然と抗議し、「質問をしていないのに答弁した」として知事答弁を議事録から削除するよう議長に求め、認められた。

 橋下知事は10日にも共産党府議に「主張を通されたいのなら多数派をとってからぶつけていただきたい」と答弁し、「言い過ぎた」と釈明。5日の代表質問では知事の権限を越えて「教育委員会に命じる」と答弁し、後に「完全に間違っていた」と謝罪した。これらの答弁は議事録から削除・訂正される。


このように迷走を続けることは、暴走するよりは望ましい。「痴事」を知事に教育するまでは権力を行使させるべきではない。

これら3つの事例について、橋下はルールを軽視する姿勢が一貫している。

質問していないのに勝手に公の場で答弁するのは、ルール違反だろう。

また、主張を通したければ多数派をとれというのは、多数派の意見以外は通らないのが当たり前という発想が見えるが、これは民主主義の精神に反するものであり、デモクラシーの手続き上も、仮に少数の人意日との意見であっても、その意見の方が正しい(よい)部分があればそれを取り入れるというのが、一応あるべきルールなのであり、そのために議論の場があるのだ。これをしないのは多数派の横暴を当然と思っているということであり議論自体を軽視することであり、それはデモクラシーという制度の軽視(ルール違反)なのであり、それによって民主主義の理念をも汚していることになる。

最後の「教育委員会に命じる」を実際に行なうならば、それは言うまでもなく違法行為である。ルール違反の一種であると言う事ができよう。
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by zarathustra1883 | 2008-03-15 01:45 | 政治ニュース

橋下知事、教育委員会に命じる?

橋下知事「命じる」発言で府教委に謝罪 「知事として完全に間違っていた」

3月10日21時54分配信 産経新聞

 大阪府の橋下徹知事は10日、先週の府議会代表質問で「教員の評価をきちんとするように教育委員会に命じるとの趣旨の発言をしたことについて、「教育委員会に対して『命じる』という言葉を使ったことは知事として完全に間違っていた」と謝罪し、議事録からの発言削除も検討する意向を示した。この日の一般質問で答えた。戦前教育の反省から教育委員会は、地方自治法などにより政治的に中立な独立行政委員会と位置づけられている。

 橋下知事の府教委への「命じる」という発言は5日、自民党府議団の朝倉秀実幹事長の代表質問に答えた中で飛び出した。この発言について10日、民主党の中島健二府議に真意を正され、知事は「コメンテーターであればともかく知事という立場では絶対に使ってはいけない言葉」と答弁。「教育委員会の皆様方、どうもすいませんでした」などと3回にわたって謝罪するとともに「議事録からの発言の削除についても対応させていただきたい」とした。

 教育行政に関して、橋下知事は習熟度別授業推進や35人学級の廃止検討など、改革施策を相次いで表明。また、府教委が所管する博物館や資料館の運営についても売却も視野に見直しを進める方針を示している。「命じる」発言について謝罪した橋下知事だが、これまでのこうした姿勢に対しても、識者からは「踏み込み過ぎだ」と疑問の声があがっている。

 中学、高校教員を務め現在は教員らの相談に応じる「教師駆け込み寺・大阪」を主宰する下橋邦彦さん(68)は「習熟度別授業の取り組みは、知事から独立した教育委員会が現場の実情に合わせて行うべきだ。知事交代で教育施策がコロッと変わったりすれば現場は混乱してしまう」

 府立博物館の存続を主張する関西大学の藪田貫教授(日本近世史)も「文化財保護課など府教委の担当部署が知事の意向に押され過ぎている気がする」と懸念している。

最終更新:3月10日23時19分
産経新聞


橋下は発言の撤回だけでなく、知事という立場を撤回すべきだ。すなわち、辞任すべきだ。

記事によると「教育委員会に対して『命じる』という言葉を使ったことは知事として完全に間違っていた」と言って謝罪したそうだが、オマエが知事をやっていること自体が「完全に間違っている」んだよ!

立場(役割)を弁えていない越権発言は、安倍晋三が自民党総裁ではなく、政府の長として憲法改正を口にしたときに愚を想起させる。やはり安倍と橋下は似ている

習熟度別授業というのは、よくわからんが、資源を集中させるエリートと資源を与えずに切り捨てる落ちこぼれとに振り分けるということになるならば、それは新自由主義が公共事業などで使う「選択と集中」に等しいものと思われる。効率の良いものに資源を集中することで、そこから価値を生み出すという発想なのだが、結局それは全体の底上げを犠牲にして達成しようとするから、そこでゆがみが生じるやり方である。

教育の場合、教師が生徒に何かを教えるという以上に、生徒同士のコミュニケーションや他の生徒の行為・学習から学ぶという横の関係から得るものが少なくなるやり方だから、その点でゆがみが生じることになる。つまり、ある程度限られたタイプの秀才しか作り出すことができないタイプの教育だということだ。こういうやり方では、多様な才能を持つ豊かな人材を育成することはできないだろう。

◆博物館などの売却は、中国を想起させる。中国では美術館や博物館に市場原理が一部導入されており、運営資金の一定割合を自ら稼ぎ出さなければならないそうだ。だから、故宮博物院や兵馬俑博物館のようなところでも金儲けに精を出している。具体的には、溥儀の甥の書道家の直筆の書を売ったりして、建築の修復の費用を捻出したり、兵馬俑を発見した農民と記念撮影したり、サイン入りのガイドブックを売ったりしているわけだ。これらを含め、博物館では「あまり重要でない」文物を売りにも出している。

しかし「あまり重要でない」というのは、現在の評価基準でしかない。歴史学のパラダイムが変われば、評価も大きく反転する可能性がある。また、そうした地味な資料があることによって、新しい見方がそこから導かれる事だってありうる。その意味で、資料を売り払って散逸させることは、学術的・文化的に見て明らかに愚考である。しかも、財政的にも一時的な資金しか手に入らないという点で、極めて近視眼的な考え方だといわなければならない。そういう短期の視点は、公共的な領域には不適当である。

売り払うといっても、実際には、宝をドブに捨てるに等しい行為である。
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by zarathustra1883 | 2008-03-11 02:12 | 政治ニュース

省庁の行なうべきことについて、根本から議論すべき。

天下り多い団体、補助金禁止に 菅氏が法案化に意欲
2008年03月06日20時05分

 民主党の菅直人代表代行は6日の記者会見で、一定人数以上の公務員の天下りを受け入れた団体に対し、天下りさせた省庁から補助金などの公費支出を禁止し、事業の契約を認めないことを柱とする法案を、今国会中に提出する考えを明らかにした。

 今国会で焦点となっている道路特定財源の見直しをめぐる審議でも、国土交通省の天下り先になっている財団法人が管理・運営する駐車場の利用が低迷している問題などが指摘されている。会見で菅氏は「天下りがいかに税金の浪費につながっているかは、審議の中で明らかになっている。浪費をやめさせる法案を準備したい」と語った。


天下りの多い団体と省庁とがリンクを結ばないようにするというのは悪くないアイディアである。「天下り=悪」というイメージは世間的には強いが、いわゆる「天下り」をなくするということは、国家公務員の数が増えることを意味するということを知らない人は多いように見える。彼らは定年まで勤めてやめているわけではないのだから。そして、天下り先である団体にしても、天下りという「慣習的制度」が確立していなければ、恐らく省庁が自前でやっているものが多いと思われる。つまり、天下りという「非公式的制度」があるから、日本は「小さな政府」としてここまでやってきた面がある。

そのように外に出された仕事をどのように行なうべきかという視点を抜きにして、天下りを論じるのはバカがやることだと私は思っていうるわけだが、それを抜きにしても、確かに不要な団体が作られて省庁OBの受け皿を作っている面もあるのは事実だから、それを断ち切ることができる仕組みを導入することは悪いことではない。

天下り関係の議論については、中央省庁が本来的にどこまで行なうべきなのかという議論が先にあり、それにあわせて早期退職の慣行を調整すると同時に、外郭団体を省庁とのあるべき関係に応じて類型し、その類型ごとに対応の仕方を変える、というようなアプローチが必要なのではないか、というのが現時点での私の見解である。

その点から見ると、世論は感情的なだけであり、妬みによってバッシングを行なうだけである。「税金の無駄遣い」というステレオタイプ的言説は、それ自体が「天下り官僚バッシング」の動機の一部であると同時に、上記のようなネガティブな発話者の感情を正当化するための道具にもなっている面があるようにも見える。
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by zarathustra1883 | 2008-03-08 23:35 | 政治ニュース

石破がテレビに出まくってる件

石破はなぜ民法テレビに出まくっているんだ
3月6日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 先週に続いて、3月2日の日曜日も石破防衛相が民放テレビの報道番組にチョロチョロ顔を出していた。
 イージス艦事件でウソを重ねていることには、例の調子でペラペラ釈明でごまかし、「だからこそ防衛省の改革が必要なんです」なんてエラソーに繰り返していた。
 呆れたのは、民放テレビのキャスターたちが、「改革ができるのは石破さんしかいない。辞めずに頑張って」なんてヨイショしていたことだ。
 石破大臣は連日、国会で「不正確な情報を公表する方が問題だ」と、隠蔽工作を正当化しているが、それならそれでテレビになんか出ていないで、日曜日も防衛省に出向いて正確な情報集めや事故原因の究明に精を出したらどうなのか。テレビ局を渡り歩く時間的余裕なんてないはずだ。一体どこが「改革者」なのか。ジャーナリストの有田芳生氏がこう言う。
「防衛省の腐敗を50年以上も放置してきたのは、石破大臣が所属する自民党政権でしょう。それを今さら、防衛官僚や自衛隊幹部だけ悪者にして、正義漢ぶって改革とはお笑いですよ。『改革』『改革』と言っておけば世間はごまかせると甘くみている。小泉ミニチュアですね」
 こんな保身だけの食言大臣をなぜテレビ局はチヤホヤするのか。
渦中の人物を引っ張り出せば、視聴率が稼げる。だからテレビ局は石破大臣を出演させたい。無理して出演してもらえば、どうしても批判は控えざるを得ない。そういう構図です。しかし、石破大臣はいま最も重大な人物なのだから、せめて司会者やコメンテーターは、『改革は分かりますが、何をやるのか』と具体的な言質をとらなければいけないし、過去に石破大臣がどれほどの防衛省改革案を提言してきた人なのか検証してみせる必要がある。それをしないで、大臣の言うことをタレ流し、『辞めないで頑張って下さい』では情報操作です。誤った世論づくりに加担するものですよ」(有田芳生氏=前出)
 石破大臣は3日、朝のワイドショーにも生出演していた。どこまで“商売”する気か。

最終更新:3月6日10時0分

ヨシフの言うことに久しぶりに共感しちまった。
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by zarathustra1883 | 2008-03-08 21:44 | 政治ニュース

今週の橋下ウォッチング

以下の引用3つはasahi.comからである。

橋下府知事「大阪から自治体経営の革命を」
2008年02月29日22時03分

 大阪府の橋下徹知事は29日、初めて府議会本会議に臨み、所信表明演説をした。「収入の範囲内で予算を組む」という原則を08年度から徹底するため、当初予算案を7月末までの暫定予算にしたと説明。「大阪から自治体経営の革命を起こす」と語り、財政再建への意欲を強調した。

 橋下知事は「大阪府は民間で言えば破産状態」との認識を示し、今後の府事業は「『あれもこれも』ではなく、『あれかこれか』を厳しく選択する」とした。民間の企業経営の視点を採り入れ、政策立案にあたっては府民ニーズを見極め、施策の納期と工程を明らかにするとした。

 また、「民ができるものは民へ。市町村ができるものは市町村へ。府は裏方として支える」との視点で、府の全事業、出資法人、府有施設を6月までに「聖域なく見直す」と表明した。

 重点政策には「子育て支援」と「教育」を掲げ、不妊治療から乳幼児医療、多様な保育サービスなどの細かい支援策の実施を挙げた。産業活性化策や救急医療体制の整備、治安維持・向上などにも触れたが、演説の最後は、08年度に1100億円、9年間で6500億円の歳出削減に取り組む必要性を指摘。「今年を『大阪維新』の年としたい。大阪から自治体経営の革命を起こす」と宣言し、他自治体のモデルとなる独自の改革路線に意欲を示した。


子育てや教育を重点とすることは、実際のところ、高齢者を軽視するということから目を逸らすところに目的があると思われる。歳出削減至上主義の橋下としては、金がかかるこれらの分野を切りたいのだろう。

また、基本的に発言の中身はなく、小泉の二番煎じである。

「民ができるものは民へ。市町村ができるものは市町村へ。府は裏方として支える」と言っているが、町村部を除けば、もうとっくにそうなっているし、町村は先日のネオリベ政策「平成の大合併」でほとんど潰されてしまったのである。だから、大阪府が言ったから変わるという話ではないだろう。制度的な義務付けの問題なのである。強いて言えば、インフラの一部、産業関連的でないインフラは一番切りやすいだろうが、それ以外は簡単ではないだろう。

これらの悪影響は2010年以降、特に2011年頃から次々事件として報じられることになるだろう。橋下の任期が切れる頃である。終わった後に報道されるものが多いだろうが、一応予言しておこう。ただし、人気に衰えがあれば、任期中に噴出する可能性もある。せめてそれを期待したい。その方が傷は浅くて済むから。

それにしても、自治体を経営するといってみたり、革命と言ってみたり、言葉が古臭いのが妙に気になったりする。

「9年で6500億円の歳出減」 橋下府知事が所信表明
2008年03月01日03時00分

(前略)

 ――大阪府庁をどう変えたいのか。

 優秀な組織だが、府民意識とギャップがあり、自己満足に陥っている部分が多かった。そこに府民の意識で僕が入った。今後はマーケティングリサーチの手法で府民の声を集める。それが優秀な組織と合致すれば、すごい地方行政になる。


古いね。マーケティングリサーチの手法は多数者が買いたい商品を売り込むには有効だろうが、少数者の権利を保護するには必ずしも適しているとはいえない。商売はそれで良いが、それを補完するものである行政にそれを持ち込むとどうなるか、かなりの注意が必要になる。

例えば、100人の人がいて、それぞれ水を必要としているとする。そのうち99人の人は毎日風呂に入るための水が必要だと言っているとする。1人の人は飲み水がなくて死にそうだとする。マーケットは99人に水を供給する傾向があり、行政は1人に飲み水を供給しなければならない。橋下はその根本的な違いを明確に理解しているだろうか。それはないだろう。むしろ、この1人を切ることを志向しているように思われる。(口先ではセーフティネットは切らないと言っているが、数字合わせの方が優先順位が高いとすれば、それを守ることができない。)だから、橋下ではダメなのだ。

あと、歳出削減なんてどんな馬鹿でもできる。新たな創発を生み出せるシステムを構築するように組織を動かせる人こそが優れたリーダーである、ということは言っておく必要があるだろう。

平松・大阪市長、橋下知事に「府民税渡さない」
2008年03月04日22時53分

 大阪市民の府民税を返してもらいたい――。大阪市の平松邦夫市長が4日、市議会の答弁で大阪府の橋下徹知事に「ノー」を突きつける一幕があった。橋下知事が府単独医療費助成の削減可能性を示していることを牽制(けんせい)したもので、異例の強い口調に議場からどよめきがわいた。

 平松市長は答弁で「府が責任を全うしないのであれば、市民が納めている府民税を府から移譲させ、府市の役割分担を改める必要がある」と語った。「府が医療費助成を削減したら」との金子光良議員(公明)の質問に答えた。市は新年度、府から約60億円の医療費助成を受けることを見込んで予算案を編成した。

 06年度の個人府民税1876億円のうち、大阪市民は3分の1にあたる665億円を納めている。平松市長は、府の代行で徴税している府民税をカードに橋下知事を揺さぶったものだが、地方税法上、府税を府に渡すことを拒むことはできないという。


以上のような次第だから、ネオリベに対しては、平松市長のように声を上げていくことが望ましい。

で、橋下が何を志向しているかがよくわかる記事が産経にあった。

橋下知事、慶大の上山教授を府特別顧問に起用
2008.3.4 15:01

 大阪府の橋下徹知事が、府の特別顧問に上山信一・慶応大総合政策学部教授(50)を登用することが4日、分かった。民間の視点から府の行財政改革を進める橋下知事が、公共経営学が専門で府の行財政改革有識者会議(解散)のメンバーだった上山教授に、アドバイザーとしての役割を求めたとみられる。

 上山教授は京都大法学部を卒業後、運輸省(現国土交通省)に入省。米プリンストン大学で公共経営学の修士号を取得した。これまでに大阪市市政改革推進会議委員長、総務省や国交省の政策評価会委員、滋賀県庁新幹線問題専門委員などを歴任している。

 府の行財政改革有識者会議は、民間の経営感覚を府政改革に取り入れるため、太田房江前知事が平成16年5月に発足。大阪大大学院の斉藤慎教授を座長に学界や財界の有識者7人で構成し、太田知事の退任に合わせて今年1月に解散した。

 橋下知事はすでに、タレント時代からマネジャーとしてメディア対応を行ってきた芸能プロダクション「タイタン」の社員、小野寺嗣夫氏(42)を府の特別顧問に就任させている。


上山信一の本は読んだことがある。2002年の本だが、NPM(New Public Management)推進論者であったと記憶する。その点で典型的なネオリベ政策推進論者である。

まさに、橋下の志向を典型的に示す人選だと言えよう。

以上、このネタについては今エントリー書くヒマはないから、適当にネタ用のメモを貼り付けておく。
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by zarathustra1883 | 2008-03-08 17:31 | 政治ニュース

自民党と公明党に楔を打ち込め

asahi.comより。

空港外資規制見送りに公明不快感 「なめているのか」
2008年03月04日20時26分

 公明党は4日の政調全体会議で、空港整備法改正案を了承した。ただ、成田、羽田両空港への外資規制導入が見送られたことに対する批判が噴出。いったん外資規制が盛り込まれた原案を1月末の部会で了承していたことから、出席者から「相談も報告もなく法律をひっくり返す進め方は、与党のパートナーとしていかがなものか」などと不快感が示された。

 外資規制見送りは、一部閣僚や自民党内の反対が背景にあり、「冬柴国土交通相が恥をかかされた」と国交省の対応もやり玉に。斉藤鉄夫政調会長は「公明党をなめているのかという声は非常に強い」として、与党間の法案了承の手続きをきちんと進めるよう自民党側に求める考えを示した。


民主党の相対的なパワーの増大によって、公明党の影響力が相対的に低下している。これを機に公明党と自民党の隙間が大きくなればそれに越したことはない。

これはどちらかというと手続き面での問題だが、政策面でも両党の違いがもっと前面に出るようなテーマを野党はセッティングするべきであり、その中で公明党を野党の側にひきつけるべきである。

もちろん、この場合でも過去のパターンから考えれば、政党としては最終的に自民党との協力関係を重視することになるだろうが、公明党の支持者たちは野党へのシンパシーを強めるだろう。そうやって組織票を切り崩すことが次の選挙ではどうしても必要だ。自民党は公明党の組織票なしには既に立ち行かないのだから。

さて、何がテーマとしてふさわしいか?
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by zarathustra1883 | 2008-03-06 02:09 | 政治ニュース

共産党は「全国」の労働者と歩むべし

asahi.comより。

ネットで共産党熱 若者ら、志位委員長に「SGJ」
2008年02月29日23時02分

 共産党がインターネットで脚光を浴びている。志位委員長の派遣労働問題をめぐる国会追及の模様が動画投稿サイトに掲載されるや、視聴回数や応援の書き込みが爆発的に増殖しているのだ。多くが派遣で働く若年層によるものとみられ、同党は「ネットカフェ難民」など若者の低賃金労働問題に取り組む姿勢が共感を集めている、と受け止めている。

 2月8日の衆院予算委員会で志位氏は、日雇い派遣労働者から寄せられた訴えを紹介し、「人間を消耗品のように使い捨てる究極の非人間的な労働だ」と追及。福田首相から「私も日雇いは決して好ましいものではないと思っている」と派遣労働問題の改善に前向きな答弁を引き出した。

 その2日後、参加者が自由に投稿できる動画投稿サイト「ニコニコ動画」にこの質疑の模様が投稿され、以来、志位氏を称賛する書き込みが後を絶たない。「やるじゃねーか共産党」「委員長SGJ(スーパー・グッド・ジョブ)」

 視聴回数はこれまでに計2万1000回。書き込みは2万2000件を超えた。動画は4回削除されたが「消されたら投稿運動」が自然発生して掲載が続く。別の動画投稿サイト「ユーチューブ」の共産党専門チャンネルでも、同じ動画の視聴回数は4万件。党広報部は「異例の反響。過酷な労働条件や低賃金にあえぐ若者の琴線にふれたのでは」と驚きを隠さない。

 同党では総選挙に向けて「若年層の支持につながるのではないか」との期待も膨らむ。ネット掲示板「2ちゃんねる」でも話題になっており、「(共産党の)名前を変えれば支持する」といった皮肉もあるが、「比例は共産党に決めた」との前向きな受け止めが目立つからだ。

 同党は、志位氏の質問が先月17日にあった京都市長選での善戦にも影響したと分析。党幹部の一人は「若者の不満のマグマは大きい。若者の支持があれば、比例票は相当伸びる」とみており、派遣労働問題への取り組みを通じた若者への働きかけに力を入れたい考えだ。


メインブログに先日掲載したやつだな。

共産党は「『全国』の労働者」を団結させたらいい。それは選挙区より比例でこそ力を発揮する。

しかし、本当に党の名前を変えたら、得票数は1.5倍くらいになる(こともある)んじゃないだろうか。党利党略面での柔軟性のなさは長所でも短所でもあるが、そうしたところを除けば、政策はそれなりに良いものもあるんだから。名前だけを変えるだけでも意味はあると思うんだけどな。


ネット発の話題がこうして政治でも新聞に載るのは、少しずつウェブの力が増大していることを示している。動画配信の力はそれなりに大きい。ただ、興味深いのは、新聞に載るときにはキャノンの社名は出ないところかな。
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by zarathustra1883 | 2008-03-06 01:46 | 政治ニュース