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ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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増税論者のつぶやき

最近思うのは、日本政府は増税の機会をまたもや逃したということだ。

麻生は3年後の消費税増税などとも言っているようだが、その時の政権の判断でそれを先延ばしにすることも可能である。さらに言えば、消費税を増税するというのはあまりに安易な方法であり、逆進的でもあるから好ましくない。増額分をすべて地方税として自治体に分配するというのならば、一つの方向性として理解できるが、その場合でも、まずは所得税と法人税を中心として税体系の再構成がなされなければならない。

例えば、以下のようなことである。

①所得税と法人税の行き過ぎたフラット化を正すこと。
②都道府県の法人課税を原則として国税に移し、その分の消費税を都道府県税にするという税源移譲を行うこと。
③所得税の分離課税を原則廃止すること。
④相続税の課税最低限を引き下げ、さらに税率の累進性を高めること。

これらを十分に行ってから消費税に手をつけるべきである。

本来はこうした改革案を2000年代前半には提出し、着手しておくべきだったというのが私の考えであるが、現実はあまりにもそれとかけ離れた新自由主義が跋扈してしまった。

その際、90年代以降、日本社会の新自由主義化が進んだことによって、今回の金融危機によるダメージも大きくなったことは見落としてはならない。これにより経済が、あまりに世界の金融の動きとリンクを強めることとなったからである。

新自由主義はグローバリゼーションという名の金融自由化の本質的な要素を覆い隠しながら、その効果を社会全体に広めるための方便としてのイデオロギーである。ようやく新自由主義への反論を行う機運は高まってきたものの、その根本的な誤りを正し、恥を覚悟しない限り、専門家がこのイデオロギーを持ち出せないようにしてしまうことが必要である。


by zarathustra1883 | 2008-11-03 18:33 | 思想
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