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ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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メインブログのエントリーの補足

メインブログをたまに更新してみたら、ブクマしてくれた人がいたようで、最近の私のブログにしては結構繁盛してるようだ。

そこで、私は

政治や社会の仕組みについて限りなく無知で、単にイメージだけで判断する人々を除けば、橋下痴事がやろうとしていることを高く評価している人っているんだろうか?


と書いたわけだが、「政治や社会の仕組みについて限りなく無知で、単にイメージだけで判断する人々」ってのが、世の中的には大多数なわけで、その意味ではあまりあなどってはいかん。

私もここ数ヶ月は結構忙しくて、去年あたりと比べると、最低限のメールチェックなどを除くと、ブログやネットをする時間は1/10くらいになっていると思う。(もっと少ないかも。)世の中の多くの人はこれくらい忙しいと仮定すると、とてもじゃないが、政治の細かい動きや自分の身の回りのことを超えた範囲のことに考えをめぐらせる余裕なんてないと考えるのが自然だ。そうなると、比較的暇のある「現代の有閑階級」みたいな人でもない限り、大抵は上記のカテゴリーに当てはまってしまうんじゃないかと思うわけだ。個人の能力とか資質というものよりも、そうした状況が政治的な判断力のあり様を既定している面があるように思われる。

逆に言うと、そういう人たちの力が強くなりすぎるようなシステムは権力の暴走をさせないシステムとしては不適切なものだと言える。私が特に気になるのは、世論が官僚機構を敵視することによって、そうした安定的な装置がどんどん壊されていることだったりする。

官邸主導・政治主導によって「官僚政治」を「打破」するということは、現在の流れでは、権力の暴走も起こりやすい方向に進んでいる。そこにかなりの危惧を覚えている。それの弊害は官僚政治の弊害どころではないからだ。(官僚政治であっても、官僚を民意で動かすことはそれなりにできるが、少数の政治家が巨大な権力を握ってしまえば、その暴走は容易に止めることはできない。安倍晋三を止めるのが容易だったのは、単に彼と彼の取り巻きがバカだったからに過ぎないと考えるべきである。)


ついでに書くと、

一国レベルでのネオリベには財界が味方につくだろうが、地方レベルでのネオリベには地方財界も諸手をあげて賛成することはない。


というのは、ネオリベの政策というのは、グローバルな資本にとってこそ都合が良いものであり、それが政治を動かす際のイデオロギーがネオリベラリズムだからであると言ってよいだろう。

投資家は経営者よりグローバルに活動することが容易であり、経営者は労働者よりグローバルな活動が容易である。労働分配率が上がらないワケ。


【追記】2008.6.3

メインブログについたブックマークのコメントで、「政治や社会の仕組みについて限りなく無知で、単にイメージだけで判断する人々」だから「問題ない」という趣旨のことを書いていたアホがいた。

それで問題がないのは「当面の橋下の権力基盤」だけであり「大阪府に住む人々の行政水準や生活水準」はダメになるということは視野にないようだ。その意味で、こうしたコメントは、党派的かつ観念的であるためにSacheを見失った典型例であるといえる。

また、予想はしていたが、橋下を支持するというコメントも少しついたようだが、コメントする前に「政治や社会の仕組みについて限りなく無知で、単にイメージだけで判断する人々を除けば」という条件文に、もう少し目を向ける必要があっただろう。精神論で政治や社会を論じる人は、ほぼすべてこのカテゴリーに該当する。また、「支持する」なら、どのような行動や政策を支持し、それが社会にどのような良い影響を及ぼすといえるのかを明示すべきだろう。そうしたことを欠いたまま「支持する」と言ってみたところで、そのコメント自体が私が言っていることを裏付けるデータになるだけである。
by zarathustra1883 | 2008-06-03 00:32 | 今日のひとこと
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