ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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橋下氏の大阪府知事選当選について

遅ればせながら一言メモしておく。左派・リベラル一部では、この事件は衝撃をもって受け取られたらしいが、私としてはあまり意外性はなかった。

メディアでざっと見ているだけだと、橋下氏ばかりが露出していた感がある。メディア戦略などもあるだろうが、「個性の問題も大きいらしい」というのが私の現時点での考えである。話題になるか、絵になるか、そういうことがメディアの報道のあり方を規定し、それが人々の反応に影響する。

橋下氏、無党派層の半数獲得 若者票も集める
2008年01月27日23時58分

 朝日新聞社が27日の大阪府知事選で、投票者を対象に行った出口調査によると、初当選した橋下徹氏=自民府連推薦、公明府本部支持=は、無党派層で50%の支持を得たほか、女性から6割近い支持を集めたことが分かった。

 調査は府内90カ所で実施し、4513人から有効回答を得た。政党支持率は、自民が29%、民主が25%と続き、公明が9%、共産が8%だった。

 自民が大敗した昨年7月の参院選大阪選挙区で、出口調査の各党支持率は自民が28%、民主22%、公明10%、共産9%で、無党派層は22%。今回の選挙で政党支持にほとんど変化がなかった。

 今回、投票者全体の25%を占める無党派層では、橋下氏は半数の支持を集め、29%と伸び悩んだ熊谷氏を大きく引き離した。共産党などが推す梅田章二氏は19%だった。

 支持政党ごとの投票先を見ると、自民支持層は81%が橋下氏に投票したのに対し、民主支持層は熊谷氏に70%しか投票しておらず、橋下氏に22%が投票、梅田氏にも8%が流れていた。支援を受けた社民支持層でも48%と半数を割った。橋下氏は、支援を受けた公明の支持層でも96%を固め、梅田氏も共産支持層の81%をまとめた。

 投票の際に重視したのは「候補者個人の魅力」が39%と最も多く、「主張する政策」で選んだ36%を上回り、今回は政党や政策より個人が前面に出る選挙となった。

 「魅力」で選んだ層では橋下氏への投票が72%と突出。21%にとどまった熊谷氏に大差をつけた。「政策」で選んだ層では、橋下氏が37%、熊谷氏が36%と競り合い、梅田氏も26%だった。

 男女別でみると、橋下氏は女性の好感度が高く、57%が橋下氏に投票したと回答、熊谷氏に倍以上の差をつけた。年代別でも、橋下氏はすべての年代でトップで、30代で6割を超え、60代を除く年齢層で5割以上を占めた。熊谷氏が橋下氏を上回ったのは、60代の男性だけだった。

 一方、「8年間の太田府政を評価するか」との質問では、「ある程度評価する」が38%と最も多かったが、「大いに評価する」はわずか3%。逆に「あまり評価しない」(37%)と「全く評価しない」(20%)を合わせると「評価しない」層は過半数を超えた。


記事から読み取れることは以下のようなものだ。

◆無党派層は橋下に流れた。女性票も。
◆橋下は組織票を固めた。
◆熊谷は組織票を固められなかった。
◆熊谷の組織票のうち興味深いのは民主党。22%が橋下に投票。

一点目はメディア選挙であり、小泉時代と同じということ。メディアと政治の関係。
二点目と三点目は政策の問題も絡みそうだが、勝てそうかどうか、といったこととも関係がありそうだ。
四点目は、民主党支持層に「保守主義者」がいることを想起させる。

組織票の土台の上で追い風が吹くと圧勝になる。無党派層による人気投票としての面が強調される傾向が強いが、組織票の有無というのはかなり大きな要素だと思うので、決して見逃してはならないことだと思う。それを忘れて「人気のありそうな候補を!」という声には強い疑問を感じる。




橋本の当選は、小泉の時代と選挙民の発想や判断の基準が変わっていないことを示している。

政策よりも個人の「魅力」、つまり、イメージ先行の人気投票。マスメディアと政治の関係が変わったことは大きいだろうし、はっきり言ってしまえば、政策なんて一般庶民は判断できるだけの力を持ち合わせていないということでもあるし、それをある程度まで前提しても成り立つようなシステムでなければならない(★注)。

(★注)政策の良し悪しを判断するためには、現実を認識するためのデータと法制度への十分な理解と、それらを関係づけるための理論的枠組み(特定の理論を信じることではなく、様々な理論的な枠組みを使いこなす能力)が前提として必要であり、それらを欠いている状態では、十分な判断はできない。

決定的に欠けているのは、現実を認識するためのデータが十分にえられないことである。法制度は知ろうとすれば知ることができるし、理論は、政治や社会問題に対して、強い興味がある人だけが身につけることができる。

ここで言っていることは、ベーシックな「デモクラシー観」「民主主義観」には相反するように見えるかもしれないが、それはそれらの古い理論が「強い個人の仮定」に立っており、その意味で原理主義的な理論であるのに対し、私が述べているのは、それらの原理は承認しつつ、デモクラシーを健全に機能させるためにはどのように考えるべきか、という問題についての道筋を示すためのものである。

良心的な人の中には、私の考え方が民衆を「愚民視している」と思う人がいるかも知れないが、そうではない。デモクラシーの理論では、主権者である人間は誰もが政治に関心が高いことを前提しているのだが、それが現実に合わないと言っているだけだからだ。

つまり、私が提示しているような「人間観」の方が、従来型のデモクラシーが想定している主権者の人間観よりも現実に即したものなのであり、また、その「現実的」な認識は現状追認的なものではなく、解決の方法を模索する上で必要なビジョンなのである。




上記の覚書はかなり前に書いたのだが、その後、ブログ「世に倦む日日」を読んで久しぶりに納得した。以下の部分は共感できる。

有権者である市民大衆は、米国の国民多数と同じように「変革」を求めているのだと思う。政治に変化を渇望している。変化を強く訴えた方が勝つ。


橋下徹はなぜ勝てたのか - 大衆が求める「変革」と「強い個性」
http://critic3.exblog.jp/7996603/

まぁ、「米国の国民多数と同様」ではないとは思うけれども、変革を求めているのはたしかだろう。違うのはアメリカでは恐らく、今までのブッシュ政権でやってきた具体的な政策が続くことに嫌気が差している人が多いのではないかと思うのだが、日本ではそうした基準はさらに曖昧なのではないかと思うからだ。具体的な確証はないが。

ただ、変革というだけでは安倍の「戦後レジームからの脱却」も変革を訴えていたのだから、それだけが唯一の指標ではないはずで、その状況や候補者の個性によって、幾つかの要因が組み合わさって結果が出てくるのは間違いないのだが、この「変革」というのはキーワードの一つであることは間違いないと思う。
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by zarathustra1883 | 2008-02-04 01:54 | 政治ニュース
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