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イランでの邦人拘束事件について覚書
★今回のイランでの邦人拘束事件は、今後もイランに出入りしようとしている身(私)としては他人事ではない。(ちなみに、現在このブログの左上に出てくる写真もイランのものであり、私が撮影したものだ。)
・多くの人に言いたいことの一つは、南東部は以前から危険とされていたが、イラン全土が危険というわけではないということだ。イランの大部分の地域は、治安は良好で、安心して町を歩くことができる。 ・もう一つは、陸路でイランに入る場合、パキスタン経由で東南部を通る長期旅行者は結構多いということだ。日本人だけでも年間数百人とか1000人を超えるくらいいてもおかしくない。 その意味で、彼は例外的な行動をしているわけではなかったと思う。むしろ、長期旅行者(バックパッカー)には定番のコースを移動しているように思われる。 「ボランティアに行った」という記事を見たが、おそらく、それは長期旅行の中での活動にすぎず、ボランティア活動だけが目的ではないだろうと推測する。あまり根拠はないが、今日の新聞で読んだ限りの情報では、あまりにも「普通のバックパッカー」の行動と類似しているので。 ・南東部の治安が悪いのは、イランの問題というだけでなく、アフガニスタンの混乱が深く影響していると思われる(イランにはアフガン戦争時から多くのアフガン難民が流入している)、ということも指摘すべきだろう。そして、アメリカのアフガン侵攻以前のこの地域の情報については、それほど詳しくはないのだが、その混乱はアメリカの侵攻が引き起こしたのではないか? ・つまらないバッシング(自己責任論など)が起きないことを希望する。ちなみに、二階堂ドットコムでは、すでに自己責任に言及したエントリーが出ていたが、イラン全土を危ないと思っているような書き方で、明らかにイランについて何も知らないか、または意図的に世論を誤導するためのエントリーである。 ・しかし、ケルマーン方面がそこまで治安が悪化しているとは、やや私の想定を超えていたかもしれない。確かに、去年あたりから何件かの誘拐・拘束事件が起き、頻度が上がったと認識してはいたが。。。 イラン日本人拘束:南東部…「無法地帯」で知られ
by zarathustra1883
| 2007-10-12 03:09
| イラン
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