ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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天木直人氏の提言から護憲派がとるべき方策を考える

9月2日の天木直人のブログは示唆に富んでいる。

「護憲を叫ぶ左翼政党の課題」
http://www.amakiblog.com/archives/2007/09/02/#000507

  原田は護憲と日米同盟反対を表裏一体としてとらえている。それが一般的な受けとめ方であろう。そして護憲も日米同盟反対も、日本では少数派だと原田は当然視している。確かに少なくとも今日まではそうだ。
  しかし、そのような国民の意識を変え、平和な日本を実現したいと、護憲政党が本気で考えているのなら、この二つを政策課題として分離し、戦略を見なおす努力をしなければならない。今までのように護憲や平和を叫ぶ事に終始するのではなく、日米軍事同盟の矛盾を国民に分からせる努力にシフトし、全力をかけてその作業に取り組まなければならないのだ。

(略)

  そして今その千載一遇のチャンスが来ているのだ。「終わりのない戦争」に突入して自滅する米国と、その米国との軍事協力を進めて国力を疲弊させる政府の矛盾が、これからドンドンと明らかになってくる。さすがの国民も、その不合理に気づく時が早晩訪れる。

  それを見越してか、小沢民主党はテロ特措法延長反対に固執し解散総選挙を仕掛けるかのごとくだ。小沢民主党がどこまで本気かはわからない。しかしそのような小沢民主党の真意がどこにあろうとも、今こそ護憲政党は、日米軍事同盟の矛盾をついて安倍自公政権を解散・総選挙に追い込む動きを見せる時である。護憲政党は、政治家のカネや失言問題などではなく、安全保障問題で堂々と自公政権を解散・総選挙に追い込む覚悟をすべきだ。この問題でこそ小沢民主党と共闘をすべきなのである。


「日米同盟の矛盾」を国民にわからせる努力をして、国民にわかってもらう事によって現状の日米軍事同盟の維持・強化を阻止するべきだということだろう。

護憲政党は日米同盟の矛盾をつくべきというのはそのとおりだろう。戦争を放棄すると言いながら戦争に加担してしまっており、その度合いがどんどんひどくなっているという事実はもっと知られなければならない。そのための発言はもっと多くなされなければならない。

ここまではまったく正しい。

しかし、この問題で解散総選挙に追い込めるかどうか、また、追い込んだときに自公政権を倒せるかという段になると、そう甘くないだろうというのが私の認識だ。

そもそも、今回の参院選で民主党が大勝できたのは、消極的な原因ではあれ底流としての生活重視というメッセージがあり、その上で自民党の敵失があったからだ。その際に比較的大きな役割を果たした層として、旧来の自民と公明の支持層が自公に投票しなかった点が挙げられると思う。なぜなら、彼らが自公に投票せず民主に投票するということは、大雑把に言えば、一人につき2票分の意味があると言っていいだろう。自公の票が一票減り、民主の票が一票増えるのだから。(無党派層は選挙に参加したりしなかったりするので0票か1票であるのと比べると意味が大きい。)

「お灸をすえる」という表現が今回の選挙で使われたのはそのことを意味する。お灸をすえるのは、治療するためであり、殺したり症状を悪化させるためではない。

つまり、参院選であるがゆえに、相対的に自公支持者が「寝返りやすかった」面があると私は思っている。衆院選では先日の参院選とまったく同じ現象が起こっても与党は参院選より健闘するだろう。(確かに、衆院選は中選挙区がなく、小選挙区だから、追い風を受ける側に有利ではあるにせよ。)

その上、外交は票につながりにくい。少なくとも個別の候補者が有権者に訴える内容としては、受け手にとってややリアリティに欠けるものだ。ある程度の高度な知識を有する階層には受けるだろうが、多くの庶民にはそれほどアピールしないだろう。彼らには国会でどんなに良い論戦をしたって、あまり通じないからだ。(まったく通じないわけではない。地道な努力が実れば、理解は確実に浸透していく。その意味で天木氏の上記の主張に私は賛同する。)

その意味で、より現実的な自公の倒し方は、「政治とカネ」で世論を味方につけつつ、生活重視を訴える(社会的セーフティネットを張り替える)ことにあると見ている。むしろ、市場原理主義がどうして誤りなのかを、わかりやすく説明できる論理が必要だというのが私見である。

世論にはこの問題を訴えつつ、与党には同時に外交の問題を突きつける。有権者の前(テレビ、遊説)では生活重視の主張をし、有権者が関心を持ちにくいところ(国会論戦)では、外交「も」強く主張する。大まかには、こんなところだろう。少なくとも私ならそうするんじゃないかと思う。

日米同盟がおかしいということを広く理解してもらうことは重要である。しかし、それが早速選挙の争点になるかというと、やや懐疑的である。そうした知識が世の中に浸透していくにはある程度の時間がかかり、解散総選挙には間に合わないと思われる。それこそ天木直人氏がテレビに出まくらない限り難しいだろう。それでも十分かどうかは、わからない。天木氏や小沢代表などの言説に対する親米側の対抗言説がどの程度の説得力を持つかによるだろう。
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by zarathustra1883 | 2007-09-05 00:25 | 今日のひとこと
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