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ブログ「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。気になるニュースや雑感・着想のメモ等(エントリーへのリンク付きTBかエキサイトブログのみTB可です。)
by zarathustra1883
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自衛隊は世界第二位の海軍力

「あまり物事が分かってない改憲派」の人は、しばしば、中国や北朝鮮の脅威を指摘した後、日本は「丸腰」みたいな論調で軍備増強の必要性を説くことがある。しかし、自衛隊の「防衛力」は世界でも有数といってよい。

強いて言えば、「完全に単独で機能する軍隊ではない」という点で、他国の軍隊と異なっているというべきだろうか。しかし、それを言っては、どこの国も完全に自国の力だけで自衛できるという状況ではないのだから、大差ないのである。

以下、2ヶ月以上前の記事だが、なかなかいい記事なのでメモしておく。

ちなみに、ミサイル防衛なんか破るのは簡単だって事がこの記事にあるロシアの事例からも分かる

この事例以外でも、原潜をつかえばPAC3なんてほとんど無意味だと思う。PAC3はほぼ決まった方角から来たミサイルしか打ち落とせないからな。(射程距離20キロしかないし。)SM3だって距離によっては(短距離でミサイルを発射されたら)恐らく使えないだろう。

記事入力 : 2007/05/26 12:58:40

世界第2位の海軍力誇る日本、戦略原潜の配備急ぐロシア

 日本の海上自衛隊は既に大洋海軍としての戦力を備えている。これに対抗し、現在ロシアは戦略ミサイル原潜の建造に拍車を掛けている。

◆日本、米国に続く世界第2位の海軍力

 日本は米海軍に続き、世界第2位の水上艦部隊と哨戒機部隊を保有している。海上自衛隊の総定員は4万5842人、主要艦艇は計152隻。世界最強のイージス艦4隻を含め、護衛艦(駆逐艦)54隻、潜水艦16隻など、規模の面では世界第5位の水準だが、対潜水艦戦、機雷処理、補給能力は世界最高の水準にある。また航空機は対潜哨戒機P3Cが99機、大型救難飛行艇US1Aが7機、対潜哨戒ヘリ97機、大型掃海ヘリ10機など、計205機が配置されている。

 小泉純一郎内閣時代、防衛庁(現防衛省)長官を務めた石破茂議員は「インド洋のような大海で、イージス艦の強力な護衛を受けながら米軍艦船に給油支援を実施できる国は日本と英国くらいだ」とし、日本の海軍力を評している。なお、海上自衛隊は2001年から、アフガニスタンに投入された米軍艦船に対するインド洋での給油活動を行っている。

 また、日本の対潜水艦戦(ASW)用の艦艇・航空機は、米国に続き世界第2位を誇る能力と評価されている。実戦部隊の主力である「自衛艦隊」は、地域別に配備され近海航路の防衛に当たる「地方隊」とは異なり、特別な担当区域がなく機動的に運用される。もちろんイージス艦も自衛艦隊に所属している。

◆ロシア、戦略ミサイル原潜の建造に拍車

 ロシア海軍のウラジーミル・マソリン総司令官は最近、「ロシア海軍で最強の戦闘力を有するのは太平洋艦隊」と評した。ウラジオストクに司令部を置く太平洋艦隊には、イージス艦に比肩し得る8,000トンクラスのソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦5隻が配備されている。これは、ロシア海軍全体が保有する15隻の3分の1に当たる数字だ。また、この駆逐艦が装備する射程距離150キロから250キロの艦隊艦ミサイルSS‐N‐22「サンバーン」は、巡航高度7メートルから20メートルをマッハ2からマッハ3と高速で飛行し、レーダーでの捕捉・迎撃が極めて困難だ。

 これとともにロシア海軍は、戦略ミサイル原潜の建造に力を注いでいる。ロシアは4月、ボレイ(北極の風)級原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルキィ」を進水させた。この潜水艦の最も大きな特徴は3M14「ブラヴァー」大陸間弾道ミサイルだ。射程距離8,000キロ、最大10個の核弾頭を搭載できる能力を持ち、米国のミサイル防衛(MD)網を無力化することができる。現在ロシアは15年までに8隻のボレイ級原子力潜水艦を建造し、このうち09年に建造予定の「アレクサンドル・ネフスキー(中世ロシアの名将の名前)」を太平洋艦隊に配備するとしている。

東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員

モスクワ=権景福(クォン・ギョンボク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS



余談だが、日本は防衛費を削減していることを持って「軍縮している」と言う人もいるが、それは「財務省のおかげで」財源が削減されているに過ぎない。

他の歳出との比率で言えば防衛関係の歳出の比率は高まっているはずである。これは軍拡の論理が一方でしっかりと機能していることを示しているのであり、財務省の論理によって歳出総額が激減しているために歳出が減っているだけである。

問題は、機能しているのは軍拡の論理か軍縮の論理か、である。単に額面だけの問題ではない。軍拡の論理ではなく軍縮の論理を普遍化すべきだというのが大方の「平和主義者」の言い分であり主たる判断基準はそこにある。そこを明確にしないままに、歳出が減っているということだけを取り上げて「軍縮している」というのは説得力がない。

写真を撮った特定の瞬間の状態だけを捉えた静態的な見方だけでは片手落ちである。どのような流れの中に位置しているか、という動態的な捉え方とあわせて見る必要があるだろう。
by zarathustra1883 | 2007-07-31 23:17 | 軍事・防衛
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