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消費税率「自民党の10%を参考に」 菅首相が明言 asahi.comより。 消費税の議論について、二大政党制の悪い面が露骨に出ている。すなわち、両方の党が殆んど同じ案を出せば、選択肢が事実上なくなるということである。 もちろん、昨今は小党分立という情勢も他方にはある。大規模勢力が消費税増税で足並みをそろえる場合、「みんなの党」のようなネオリベ勢力が選挙で得票数を増やす可能性が高い。もちろん、すぐに巨大な勢力を得ることはないだろうが、その後の党勢拡大の足がかりを今回の選挙で得ることになる可能性がある。私に言わせれば、非常に悪い方向に向かうことになる。 ちなみに、上の記事で気になったのは、民主党のマニフェストで衆院の比例定数や参院の定数を削減しようとしていることである。比例が減ることで二大政党化はよりいっそう進展し、小規模政党が影響力を持つチャンスは劇的に減少する。意見の多様性が今以上に制限されることになる。また、国会議員の定数が減ること自体が、意見の多様性をそぐだけでなく、政治と金の問題を悪化させるという帰結を導くだろう。なぜならば、企業などは献金する対象が減るため多額の金を貢ぐことができるし、議員側も選挙の際により多くの金を持っている人しか当選できなくなる(当選しにくくなる)からである。 最近、自民党が分裂する形で新党などが出てきている。
「みんなの党」、鳩山の離党、「たちあがれ日本」などがそうした動きといえるだろうが、自民党自体が利益分配の力を失ってから極右イデオロギー政党のような色彩を強める中で、さらに右寄りの連中がキャスティングボートを握ろうとして飛び出しているように見える。とりわけ、「みんなの党」のネオリベ、反官僚路線は一部ではやはり分かりやすいようで、支持がじわじわ広がっているようにも見える。「たちあがれ日本」などというふざけた名前の政党が出てきたが、これも極右の国家主義的イデオロギーと消費税増税による財政再建という財政右派の混合というところが自民党の一面をさらに純化させた小政党となりそうな気配である。 現在の選挙制度ではこれらの政党が巨大な勢力をすぐに手に入れることはできないだろう。しかし、左側の政党の存在感が高まらない中で、右寄りの極端な主張のメディア露出の頻度が増えることによって、民意が更に右側(ネオリベや国家主義)に引きずられていくという可能性は高まっているのではないか。安倍政権などの馬鹿丸出しの危なさも次第に忘れられてきている中で、これらの政党の存在感が次第に高まってしまう危険性は否定しきれない。 自民党の崩壊は良いことだが、それが右派の分裂が勢力減少に結びつけばよいのだが…。かといって、民主党の単独過半数となっても困るが、代わりに権力を取るべき勢力がなく適切な政策を掲げる政党がない、または勢力が小さい。昨今の政治情勢は袋小路に入りつつあるように思われる。 先日、メインブログで使ったフレーズだが、「劣化したマルクス主義者」というのはなかなか使えそうなフレーズである。
意図せずして新自由主義に迎合する人の大部分は、90年代前半頃に(新自由主義を主張しようとする人々やそれに近い立場の人々が流布させたことにより)流行した官僚批判を転用した言説をよく使う。というか、その言説に便乗している。マルクス主義の教条主義的な解釈では、資本家が労働者を搾取しているという図式がよく語られるわけだが、昨今、官僚を悪であるとする言説の多くは、まさにこうした教条主義的マルクス主義者の「資本家=悪」のレッテルをそのまま「官僚(公務員)=悪」に置き換えたかのような観念に支配されている。「官僚(システム)に収奪(搾取)されている」などというのは、まさにその典型であろう。 マルクス主義では曲がりなりにも搾取がどのように行われているかということについて、事実を叙述したり、メカニズムを理論化したりするという努力が払われていた。理論面では多くの誤りもありながらも、ともかく事実を明らかにしようとする努力(それによって事実を変えようとする)はなされていたのだが、私が「劣化したマルクス主義者」と形容する人々にはその努力すら見られず、印象操作に乗せられているだけであり、主張内容を分析する限り被害妄想的というほかない。 彼ら自身が単に被害者意識を持っているというだけなら別に良いのだが、その被害者意識が集団ヒステリー的に発露すると社会を正しく動かしていくことを妨げることになるので看過できない。特に、労働問題・労働政策を考える上でも相対的に安定した労働モデルを提供している公務労働者の流動化・不安定化は労働環境の更なる悪化につながるということなどは大きな問題である。 仮に「収奪」を述べるとしても、例えば、最近の決算を分析し、この費目のこの部分が官僚により収奪され、どこの懐に入り、それにより税金がどれだけの金額無駄になった、というようなことを実証的に示し、そのような事実があるとすればそれが起こる原因を理論的に説明するなどの努力をするならまだ検討の余地もあるだろうが、残念ながら印象操作に流されただけの印象論以上のものを見たことはない。あるいは天下りや独立法人を問題にするとしても、例えば、それが現在の財政赤字の構成要因として、どの程度の割合になるのかを実証的に示した後に、それが発生するメカニズムを解明し、然る後に初めて「収奪」と言えるものがあるかどうかが分かるはずなのだが、事実確認をせずに自分の気に入らないところに流れた金はすべて「無駄」であり「収奪」されたものと決めつけているような粗雑な議論ばかりである。 そうした「劣化した」議論はもう不要だと思う今日この頃である。 阿久根市長「反対派を排除します」 反市長派会合で宣言 ここまで馬鹿げた行動をとる竹原信一には政治家の資格がないとしか言いようがない。 公的な議論の場の裏側で事前の打ち合わせがあると、自分(竹原)の思い通りの結論が出せないから議論しないということのようにしか見えない。自分の意見が取らなくとも、おかしな取引があるならそれを公的な議論の場で浮き彫りにすればいいまでのこと。そこまでしかできずとも意味はあるのに、それすらしようとせず議論から逃げ、自分の説明責任がない場に乱入し、立場が違う陣営に対して非難だけをしている。 政治家の主たる仕事は公的な場での討議により政治的意思決定をすることではないのか?政治家としての役割を放棄している竹原に政治家の資格はない。そして、このようなクズに権力を与えた市民の政治的罪は重い。悪影響は市内だけに封じ込めてほしいものだ。 中国、18分野の報道禁止 グーグル撤退直前に通達 報道や言論の自由を統制して隠そうとしているこれらの問題は、調査・報道されると中国共産党が自らの正当性を主張できない問題であると言えよう。 505 :名無しさん@十周年:2010/03/06(土) 21:14:44 ID:x5bCsaLZ0 あまりにも的を射た自民党批評なのでメモしておく。特に右翼席Gというのが的確すぎ。 ようやく民主党や鳩山政権の人気も下がってきたが、だからといって今の自民党が勢力を盛り返すのでは意味がない。今年の選挙では民主党は勝ちすぎず、その前後で自民党は分裂し、「右翼席G」のような連中はそれだけで固まってくれればいい(そして、一気に衰退してほしい)のだが。 オリンピック関係のテレビ放送を見ていていつも気になることがある。
日本の選手ばかりが取り上げられ、客観的にはメダルをとる可能性はそれほど高いわけでもないのに、あたかもメダルを獲得できる可能性が非常に高いかのようなスーパースターとして扱われる。 外国にどのような強豪選手がいるのか、ということについては全くというほど触れられることがない。 勝ち目がどれくらいあるか、交戦国の戦力と自国の戦力の客観的な把握もなく、自国の強さや勝利のみを伝えていた戦時中の放送と同じ匂いを感じる。そして、そうした放送に対する異議申し立てがほとんどなされないという点に背筋が冷たくなる。 枝野氏起用「仕分け第2弾急がねば」10日の鳩山首相 枝野の起用は支持率低下している中で「事業仕分け」をやることで、官僚という「敵」と戦う民主党の姿をアピールして支持率回復につなげたいという思惑があるように思われる。そうであるとすれば、私が政権発足時に予想したことが的中することになるかもしれない。すなわち、新自由主義の再来…。 記事中で鳩山首相が「政治主導」という言葉を使っていることに注意が必要だ。これは実際には民主党政権においては「脱官僚」として語られていたことと表裏一体のものであり、それは実質的には「反官僚」という意味である。そして、「反官僚」は新自由主義のロジックであることに留意が必要なのだ。 「まともな政策でも選挙勝てない」 仙谷刷新相、本音? asahi.comより。 選挙が政策の選択ではなく、候補者や政党の単なる人気投票になっているため、まともな政策を掲げてしまうと勝てなくなる。人気投票になっているのは、政党が社会に根付いた活動をするのではなく、政府とメディアを利用しながら情報操作を行っていることに大きな原因がある。 政党政治のあり方が深く関わっているのは確かだが、選挙制度が投票率と議席数に大きな乖離を生じるため、「まともでない政策」を掲げて政権党となった政党の政策が容易に実行されることになり、多くの人が不利益を被ることになる。現行の選挙制度の危険性は強調してもし過ぎることはないだろう。 念のため付け加えると、私は増税論者だが基本的に消費税増税論者ではない。 日米同盟深化 首相「年内に成果」 安保50年で談話 asahi.comより。 この議論の報道を見ていて感じるのは、「日米同盟」を「強化(深化)する」ということがあたかも目的であるかのように語られていることである。これは報道機関だけの問題ではなく、当局もあまりはっきりとした方向性を打ち出していないことに根本原因があるように見える。 政府同士が協力関係を構築する場合、何か目的があってなされることであり、たとえば日本とアメリカの防衛上の関係というものも、それ自体が目的というのはおかしいのではないか。冷戦の際には自明だった目的が消失したことも一因だろうが、アメリカに追随することが目的であるかのような政治が続いてきただけに、政府も報道機関もその惰性に流されているように思えてならない。
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